イヤホンジャックアクセサリー2つ / photo by Tatsuo Yamashita
維新志士を題材にした人気マンガ るろうに剣心。
映画で実写化もされたマンガの主人公、緋村剣心(ひむら けんしん)こと人斬り抜刀斎の扱う剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」ばりの抜刀術の動画を5本集めてみた。
抜刀の動画なので全体的にかなり地味ではあるが、最後5本目の動画の抜刀は目で追えないほどで、まさに神速。
ゆっくりした動きの抜刀動画から順に観ていってほしい。
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準備運動
まずは、ゆっくりと刀を抜く。
簡単そうに見えるが、素人ではまったくマネできないという。
抜刀
刀を抜く抜刀術は以下のような動きを指す。
抜刀術
抜刀術(ばっとうじゅつ・いあいじゅつ)、もしくは居合(いあい)、居合術(いあいじゅつ)とは、日本刀(打刀とは限らない)を鞘に収めた状態で帯刀し、鞘から抜き放つ動作で一撃を加えるか相手の攻撃を受け流し、二の太刀で相手にとどめを刺す形、技術を中心に構成された武術である。
動きの確認
次に単独での動きの確認。
抜刀術 金山孝之 ~Battojutsu Takayuki Kanayama~
刀を抜くというよりも、鞘を引くことで抜刀しているように見える。
脱力からの抜刀が理想的という。
宮本武蔵の肖像画は、脱力した立ち姿でも有名。
動画に出演されているのは、松聲館 剣術技法研究員の金山孝之氏だ。
詳しくは「武術稽古の探究 ・ 金山孝之」で確認してほしい。
実践編
次は、相手を交えての動きの確認。
金山孝之 抜刀術 その壱 ~Battojutsu vol 1 Takayuki Kanayama~
相手が動こうとする瞬間、すでに抜刀が終わっている。
江戸時代には、こういう光景が普通に見られていたのかもしれない。
必殺 稲妻切り
少し脱線して、必殺技。
最速の稲妻斬り
最初に切った巻き畳が、地面に着くのと同時ぐらいに切り終わるほどの速さ。
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神速 抜刀術
いよいよ飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)ばりの神速抜刀術。
スゴ技・神業!【必見!】黒田鉄山さんの居合演武!この抜刀見える?
突然目の前に刀が現れ、いつ抜刀したのか見えない速さ。
何度かリプレイして観ていると、少しずつ目が慣れてきて見えるようにはなるが、人間業とは思えない。
刀の抜き方は「右手で抜かない」ことが基本となる。
右手で抜かず、体捌きで抜くことが大きな斬撃力を生み出す。
この神速の抜刀術を披露している黒田 鉄山氏は、第15代振武舘宗家、振武館黒田道場館長兼武術家で、居合術(抜刀術)のほか、柔術、剣術、棒術、殺活(さっかつ)術を扱えるという。
主人公 緋村剣心のモデル
剣心のモデルとなったのは「人斬り彦斎」の異名を持った、幕末の四大人斬り(ばくまつのよんだいひときり)のうちの一人、河上彦斎と言われている。
飛天御剣流は抜刀術を主とする流儀で、一対多数の斬り合いを得意とする神速剣であり、実戦本位の殺人剣と説明されています。
それは、河上彦斎最も得意としていた我流の抜刀術にそっくりなので、飛天御剣流は河上彦斎の我流が元となっていると思いますよ。
ちなみに、世界的に人気なワンピースに出てくるキャラクター、主人公のルフィーが麦わら帽子を預かった「赤髪のシャンクス」のモデルが、緋村剣心だという噂がある。
これは、ワンピースの作者 尾田 栄一郎氏が、るろうに剣心の作者 和月 伸宏氏のアシスタントだったことから、そうではないかという噂が広まったと言われている。
今後、尾田 栄一郎氏のアシスタントがシャンクスをモデルに新しいキャラクターを誕生させたら、河上 彦斎 → 緋村 剣心 → シャンクスと、さらに繋がっていくかもしれない。