北海道利尻島の南端、海にせり出した地形の仙法志御崎公園(せんぽうしみさきこうえん)。
海越しの利尻山の景色と、人懐っこいアザラシの餌やりが人気の観光スポット。
漁師が営んでいる土産物屋では、店先で昆布加工をしていたり、活うにをその場で割って食べられる。
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そのほか、利尻島の観光情報を一覧にまとめているので、以下も参考にしてほしい。
仙法志御崎公園
無料駐車場から海岸沿いへ下った公園内には、2軒の土産物屋(写真左)と、海水を引き込んだアザラシのいる海上プール(写真右)がある。
アザラシのゴマちゃん
アザラシの名前はゴマちゃん。
その年によって頭数は異なるそうで、この年は1匹だった。
2つある土産物屋の一つ、観光御崎物産で餌が売られているので、他ではなかなか体験できないであろうアザラシの餌やりができる。
- ゴマちゃんのエサ 一皿 100円 (税込)
なぜアザラシがいるのかを観光御崎物産のおじさんに聞いてみた。
毎年冬になると北の方からアザラシ達が群れでやってくるんだ。
そして春になると、また北へと帰って行く。
その時、毎年何頭か群れからはぐれてしまう子供のアザラシがいて、その子たちを保護しているんだよ。
去年(2014年)は2頭いた。
今年は0頭だ。
観光御崎物産のおじさん
今年、群からはぐれたアザラシは0頭。
それなのに、なぜ1匹だけ泳いでいたかというと、
「今年はレンタルだ。動物園から借りてきた!」
…なるほど。
ちなみに毎年違うアザラシではあるが、どうやら「ゴマちゃん」という名前は襲名させているようだ。
観光御崎物産
家族で漁師を営んでいるという御崎物産の店先では、島の夏の風物詩である昆布の出荷作業をしている。
この昆布たちは、手入れ・選別・カットの工程を経て、高級な利尻昆布へとなっていくわけだ
そんな作業風景を見ながら話しをしていると、たまに昆布の切れ端をくれることがある。
何も味付けされていないが、その切れ端がかなりウマい。
お店のおすすめ商品は、以下から選ぶ3袋セット(組み合わせ自由) 1,080円 (税込)。
- 早煮昆布 やわらかくて煮てたべられて美味しい
- 丸徳煮昆布 早煮昆布の切り落としがたっぷり
- だし昆布 澄んでいて力強い日本一のおだし
- 切りだし昆布 だし昆布のお得な切り落とし
- とろろ昆布 材料にこだわって作りました
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活うに
観光御崎物産からアザラシのいる海上プールへの途中には、活うにを食べさせてくれる簡易屋台がある。
キタムラサキウニを召し上がれ!
利尻の海草を食べているから、最高の味
生きたままを食べるから、最高の鮮度
ほんのり甘い磯の味をどうぞ。
うにの看板
一度は食べてみたい、剥きたてのウニ。
- 活うに 1個 500円 (税込)
おいしいので食べてしまえば問題ないが、割ったときのビジュアルが意外とすごいので、もしかしたらダメな方もいるかもしれない。
利尻山十六景 第五景
島内で利尻山(利尻富士)がキレイに見えるビューポイントを利尻山十六景とし、各ポイントには記念スタンプと詩が設置されている。
その16ヶ所あるビューポイントの第五景が仙法志御崎公園だ。
「立志の山」
こころ 決めて 天に 囁き
詩: 原子 修
解説
意志の芽生えを感じさせます。
荒磯の暮らし人に、大自然と共にいきるものの決意をうながしているのでしょうか。
右手の窪みが、囁き口のようです。
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場所情報
仙法志御崎公園
せんぽうしみさきこうえん
利尻島のシンボル 利尻富士(利尻山)と、島らしい海の景色の両方が楽しめる島内の人気スポット。
山の裾野まではっきりと見える海越しの利尻富士(利尻山)は、島内でココだけかもしれない。
ちなみに、トップシーズンの6月~9月は、利尻島を一周している定期観光バス(Aコース・Bコース)やツアー観光バスで、時間帯によっては混み合うことがある。
ツアー観光バスに関しては分かり兼ねるが、定期観光バスのAコースは11:30~12:30ごろ、Bコースは14:50~15:30ごろまでの滞在しているので、ゆっくり景色を楽しむなら、この時間を避けた方がいいだろう。
休憩所
公園内にはロッジ風の建物の休憩所が設けられているで、休憩や座って食事なども可能。
- 8:00~17:00
住所
- 北海道利尻郡利尻町仙法志御崎
ほっかいどう りしりぐん りしりちょう せんぽうしみさき
※左上の「拡大地図を表示」をタップするとアプリが立ち上がり、現在位置と合わせて店舗場所を確認することができる。
利尻の旅を楽しむためのグルメ・観光・駐車場などの情報を、1つの地図上で手軽に確認できるようにした「索楽 saku-raku 利尻島マップ」
TEL
- 利尻町観光協会 0163-84-3622
営業時間
- 24時間 開放
基本的に24時間開放されている。
トイレ
- 公園内に1ヶ所あり
基本的に24時間開放されている。
駐車場
- 無料駐車場あり 敷地内 30台ほど
奥に写り込んでいるのは、お土産と昆布加工の見学ができる畑宮食品。
運がよければ削り立てのとろろ昆布が試食できる。
オタトマリ沼には食事処はないので、近くで食事をするなら島内でも人気のマルヰ食堂がオススメだ。
そのほか、利尻島・礼文島の観光情報を一覧にまとめているので、以下も参考にしてほしい。