北海道礼文島で、野生のアザラシが見られる『アザラシポイント』
通常、春には北の海へと帰っていくアザラシですが、最近は年中居座っているようです。
海岸の一般道路沿いからアザラシを見ることができます。
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礼文島のグルメや観光情報を一覧にまとめているので、以下も参考にしてほしい。
アザラシ ポイント
有名なアザラシポイントは、「スコトン岬」とその先にある「トド島」。
それ以外にも、「金田ノ(かねだの)岬」周辺や、船泊(ふなどまり)湾内で見ることができます。
写真上部の赤線部分は、「メノウ浜」に行った際、近くにあったお土産アクセサリーショップのおじさんと話していたら教えてくれた出没ポイント。
その日によって出没ポイントが違うみたいで、一ヶ所行っただけではダメとのことでした。
必ず見られる訳ではありませんが、このポイントを回れば高確率で見ることができるそうです。
漁師さんがいたら、目撃情報を聞いてみるのもいいとのこと。
聞き込み
アザラシポイントに向かう途中、漁師さんを発見したので、さっそく聞き込み。
しかし、拾いコンブ漁をしている漁師さんでした。
船に乗っていなかったので、残念ながらこの日見たという目撃情報は得られませんでした。
ただ、「この時間(昼過ぎ)なら、いつもあの辺にいるよ」と親切に教えてくれました。
早速その場所へ。
アザラシ発見
粗くて少し見にくい写真ですが、持っているデジカメの限界でした。
白いアザラシのほか、隣の岩場にもう2匹が寝そべっています。
漁師さんの情報はすごいですね。
この日は漁師さんに教えてもらった「金田ノ(かねだの)岬」の樺太(サハリン)側で発見しましたが、違う日に知り合いが来た時には、船泊(ふなどまり)湾内で群れのアザラシたちの昼寝が見れたそうです。
スマホの限界
スマホのズームで撮影した写真。
これが限界でした。
違う日に来た知り合いは双眼鏡を持っていたらしく、裏技を使っていました。
双眼鏡の覗くところにスマホのカメラをあて、ピントを合わせて撮る
実際に写真を見せてもらいましたが、かなりアザラシに寄った、いい感じの写真でした。
居座るアザラシ
涼しげ / photo by : daita saru
通常は、流氷とともに現れ、流氷の上で出産・子育てをして、春になると北の海へと帰っていくアザラシ。
しかし近年は居座るアザラシが増えてきているそうです。
観光客としては、野生のアザラシがいつでも見られるのは魅力的に感じますが、一方で深刻な問題も。
アザラシたちがエサである、魚(タラ、カレイ、サンマ)やタコをたくさん食べてしまって、漁獲量が減っているそうです。
「メノウ浜」のお土産アクセサリーショップのおじさんいわく、稚内名物のタコも、アザラシのおかげでほとんど獲れなくなってきているとのこと。
実際に北海道周辺の被害総額(ゴマフアザラシのみ)は、2013年で約4億円。
内、宗谷(稚内近辺)だけで約2億5千万円と半分以上の被害額を占めているそうです。
アザラシにしてみたら、住みやすいところに居て、普通にエサを獲っているだけ。
漁獲量減少や被害総額なんて、あくまでも人間目線での問題ですけどね。
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アザラシ発見ポイント
アザラシを発見できたポイント
写真赤枠でアザラシが寝ています。
道道507号線を走っていると、運が良ければ見ることができます。
アザラシを発見したポイントは「金田ノ(かねだの)岬」近くの幌泊(ほろどまり)漁港の少し北辺り。
「メノウ浜」のお土産アクセサリーショップのおじさんと、拾いコンブ漁をしている漁師夫婦に聞いた場所です。
場所詳細
住所
- 北海道礼文郡礼文町船泊村ホロトマリ
ほっかいどう れぶんぐん れぶんちょう ふなどまりむら ほろとまり
グーグルマップのアプリがインストールされているスマートフォンでご覧の方は、地図をタップするとアプリが立ち上がり、現在位置と合わせてご覧いただけます。
礼文島すべてのグルメ・観光スポット一覧マップ『礼文島マップ』
TEL
- 礼文島観光協会 0163-86-1001
時間帯
- 夜明け~日没(明るい時間)
運よくアザラシが岩場で休んだり、昼寝をしているとき遭遇すれば見ることができます。
トイレ
- 有り
近くの「金田ノ(かねだの)岬」駐車場に公共トイレがあります。
近くにある食堂「海鮮処 あとい」のお客さんも利用します。
駐車場
- 有り
近くの「金田ノ(かねだの)岬」駐車場が利用可能。
車を運転しながらアザラシを探すのは難しいので、見つからないときは、ココに車を止めて、じっくりと歩いて探してみるのもいいかもしれません。
無関心
アザラシを発見した場所が、ちょうど幌泊漁港という港近くの干場(昆布を干すところ)。
ちょうど、漁師さんたちが干した昆布を集める作業をしていました。
アザラシを発見したことが嬉しくて写真を撮っていると、漁師さんたちも顔を上げてアザラシを確認。
しかし、すぐ作業に戻りました。
どうやら見飽きているようで関心が無いようです。
そういえば、アザラシたちも、寝ている岩のすぐ後ろを漁船が通っても無関心。
アザラシたちも漁師さんたちも、お互い日常の出来事で無関心なんですね。
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