Nobel Prize medal inscribed to F. G. Banting / photo by Thomas Fisher Rare Book Library
もしかしたら、私たち日本国民全員がノーベル平和賞を受賞するかもしれません。
あまりに突飛な話しで、「えっ!?」と驚いてしまいますね。
とりあえず発表は、現地ノルウェーで、10月10日 11:00~。
日本時間で、10月10日 18:00~です。
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受賞候補になったいきさつ
question mark / photo by Karen Eliot
一体どういう経緯でこんなことになったのかざっくりと。
日本国憲法第9条にノーベル平和賞を。
一般の主婦(※注1)の方が始めた活動に共感する方たちが次々と集まり、ノーベル委員会に推薦するために2013年1月からメールを送り続けます。
しかし、送った計7回のメールには返事がありませんでした。
次の8回目のメールでは、約1500人分もの署名を合わせて送ったところ、ようやく返事がありました。
ただ、その返信にはノーベル平和賞のノミネート条件が書かれていたそうです。
ノーベル平和賞のノミネート条件
締切日
毎年2月1日 推薦締切
推薦資格者
- 各国閣僚
- 国会議員
- 大学教授
- 過去のノーベル平和賞受賞者
- 過去・現在のノーベル委員会委員 など
そして、2013年8月には「「憲法9条ノーベル賞を」実行委員会」を設立し、推薦資格を持つ大学教授などの推薦によって、2014年4月に正式に受理の連絡がありました。
その間も、2013年11月18日には「facebook」を立ち上げ、現在に至るまで署名活動を続けています。
実行委員会facebook発表 10月2日時点での署名数
合計
41万2722
内訳
- 紙面 34万5354
- ネット 6万7368
※注1:一般の普通の主婦だったり、そうでなかったり...。その辺は割愛します。詳しく知りたい方こちらへ
受賞したら賞金 800万SEK
ノーベル平和賞に受賞すると、800万SEK(スウェーデン・クローナ)が賞金として貰えます。
ただし、「個人・団体に関わらず、800万SEK」と金額は変わらないので、今回のケースでいくと日本国民全員で山分けとなります。
計算してみると
- 1SEK(スウェーデン・クローナ)=15.12円 (2014年10月6日21:39現在)
- 800万SEK×15.12円=120,960,000円 (1億2096万円)
日本の総人口 1億2704万人(総務省平成26年9月1日現在(概算値))
ぱっと見で計算する必要もないぐらいですが、念のため。
- 1億2096万円÷1億2704万人=0.952141057円(約0.95円)
一人当たり0.95円となります。
受賞できたら、それ自体がすばらしいことであって、賞金はおまけみたいなものですよね。
何かみんなの為になるようなことに使ってほしいですね。
その以外にも
気付きましたか?
もし受賞出来たら、私たち日本国民は全員、ノーベル平和賞の推薦資格保持者となります。
推薦資格者
- 各国閣僚
- 国会議員
- 大学教授
- 過去のノーベル平和賞受賞者
- 過去・現在のノーベル委員会委員 など
...って、そんな風になったらすごいですけど、たぶんならないでしょうね。
受賞の確率
Ig Nobel Prize Ceremony 2006 @ Harvard / photo by Jeff Dlouhy
ノルウェーのオスロ国際平和研究所(PRIO)のというところのハルプビケン所長が、今年の最有力候補として挙げてくれています。
ただ、この研究所、過去10年の予想で当たったのが1回で、2007年に「不都合な真実」でお馴染みのアル・ゴア氏の時だけです。
裏を返せば、それだけノーベル平和賞の予想が難しいということなのかもしれませんね。
どちらにしても、10月10日には結果が出ますのでどうなるのか楽しみです。
ちなみに、もし受賞することができたら、2014年12月10日にノーベル平和賞授与式があります。
オスロ市庁舎にてノーベル平和賞授与式(国王、皇太子、首相、各国大使、各界代表などが出席。
ノーベル委員会委員長によるスピーチの後、受賞者によるスピーチ(Nobel Lecture:ノーベル賞記念講演)が行われる。