Do You Remember … The Future?
Do You Remember … The Future? / photo by JD Hancock

次世代飛行機と言われている「Spike S-512」・「IXION」は、既に窓のないデザインが採用されています。

そして無くなった窓の代わりに、壁全体がディスプレイになっていて、外の景色が映し出されるようになっています。

窓無しデザインを採用した3つのメリットによって、飛行機が格段に進化します。

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窓を無くす3つのメリット

Emirates’ Airbus 319 Luxury Private Jet Service ‘Emirates Executive’
Emirates’ Airbus 319 Luxury Private Jet Service ‘Emirates Executive’ / photo by : Roderick Eime

次世代飛行機として2018年に完成予定の、アメリカのSpike Aerospase(スパイク エアロスペース)社の「Spike S-512」。

そして、次世代飛行機のデザインを作成した、フランスのtechnicon Design France(テクニコン デザイン フランス)の「IXION」。

1.強度が増す

飛行機の窓は機体の胴体部分の柱と柱の隙間に設置されています。

窓を無くすことで機体の構造がシンプルになり、そのため強度が増します。

軍の輸送用飛行機に窓がないのもこれが理由の一つです。

2.超音速飛行が可能

客室の窓は、安全を考慮して3層構造になっており、ガラスではなくアクリル樹脂が使われています。

そのため外板(機体表面の板)だけの場合よりも重くなってしまうという欠点がありました。

窓が無くなることで軽量化され、さらに強度も増すので、超音速(マッハ1.8)での飛行が可能(Spike S-512 / Spike Aerospase社の場合)となります。

デザインがより自由に

窓が無くなるとシンプルな構造になり、客室インテリアのデザインがより自由になります。

そして、窓の無くなった壁面全体に曲面巨大スクリーンを設置し、機体外側に取り付けられた無数のカメラから

外の景色の映像を壁一面に映し出すことができます。

外の景色だけではなく、水中の映像や宇宙の映像、無くなってしまった窓を映像として復活させるなどスクリーンなので何でも映すことが可能です。

そして、映像や照明などの操作も、客室内部に取り付けられたセンサーによって、まるでSF映画で観るようなスワイプや指や手の動きで直感的に操作ができます。

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両機の特徴とイメージ映像

「Spike S-512」「IXION」は、どちらもプライベート・ジェット機というくくりになります。

両機はどちらも窓が無く、客室内部の壁面全体がスクリーンになっています。

「Spike S-512」の動画

 

特徴

超音速プライベート・ジェット機。

東京-ロサンゼルス間のフライトが通常16時間のところ、半分の8時間で飛行が可能。

価格は8000万ドル。

 

「IXION」のイメージ動画

 

特徴

太陽光パネルが取り付けられています。

この発電した電気は、機内の低電圧の機器に使われます。

デザインの段階なので価格は不明。

 

庶民が乗れるようになるのは、まだまだ先の話しですね。