bank exchange rate / photo by forzaq8
マネーパートナーズのFXを利用すると、手数料を抑えてお得に外貨両替することができる。
現受け or 両替取引を利用して外貨へ両替し、マネパカード or 空港受取サービス or 外貨出金を利用して両替した外貨を実際に使える状態にしてあげる。
この各組み合わせ、全6パターンのトータルコストについて考えてみる。
なお、取引条件や手数料などについては、2017年7月現在の内容を元にしている。
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マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替
マネーパートナーズのFXを利用することで、銀行や両替所よりもお得に外貨両替することができる。
外貨へ両替する方法は現受け or 両替取引の2つ、使える状態にする方法はマネパカード or 空港受取サービス or 外貨出金の3つ。
組み合わせは全6パターンで、各パターンごとにそれぞれの手数料を合計したものが外貨両替のトータルコストになる。
- 現受け + マネパカード
- 現受け + 空港受取
- 現受け + 外貨出金
- 両替取引 + マネパカード
- 両替取引 + 空港受取
- 両替取引 + 外貨出金
※両替取引はコンバージョンとも言われる。マネーパートナーズでは、両替取引(コンバージョン)のことを外貨両替と記載しているが、分かりやすくするために、ここでは両替取引とする。
外貨両替の際、最初に行う現受け or 両替取引を軸にして、この全6パターンのトータルコストについて考えてみる。
まずは、現受けを軸にして、マネパカード or 空港受取サービス or 外貨出金のトータルコストから。
現受けと両替取引のメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネーパートナーズの現受けと両替取引どちらが得か」で確認してほしい。
現受け
現受けとは、持っている買いポディションを決済せずに、そのまま外貨として受け取ること。
通常のFX取引では、買った通貨(買いポディション)を売る(決済)ことで差益を得るが、現受けする場合は、売らず(決済せず)に買った時のレートのまま、外貨として受け取ることができる。
- スプレッド 1通貨あたり片道 0.15銭(0.0015円) ~ 1.9銭(0.019円)
- 現受け手数料 1通貨あたり片道 10銭(0.1円)
現受けで取引可能な1万通貨で、マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱いのある通貨ごとの手数料を一覧にしてみる。
なお、両替した外貨はそのまま外貨として使うので片道だけの手数料とし、単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
まずは、現受けで外貨両替する合計手数料から。
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で、取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
計算式:1万通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 現受け0.1円)
現受け + マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 米ドル(USD) 1万通貨あたり 1,015円
- ユーロ(EUR) 1万通貨あたり 1,030円
- 英ポンド(GBP) 1万通貨あたり 1,055円
現受け + マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 豪ドル(AUD) 1万通貨あたり 1,035円
- 香港ドル(HKD) 1万通貨あたり 1,140円
現受け + 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- スイスフラン(CHF) 1万通貨あたり 1,190円
現受け + 外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- ニュージーランドドル(NZD) 1万通貨あたり 1,060円
- カナダドル(CAD) 1万通貨あたり 1,190円
- シンガポールドル(SGD) 1万通貨あたり 1,175円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できない韓国ウォン(KRW)と中国元(CHY)は省略する。
それでは、上記現受けの合計手数料に、マネパカード・空港受取サービス・外貨出金の手数料を合わせたトータルコストを順番に考えてみる。
まずは、現受け+マネパカードのトータルコストについて。
マネパカードのメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
現受け+マネパカード
マネパカードとは、マネーパートナーズが発行しているプリペイドカードのことで、通貨をチャージするとクレジットカードのように利用できる。
- 円・外貨ともに無料
2017年5月27日から外貨のチャージ手数料も無料になったので、現受けの合計手数料=トータルコストになる。
マネパカードで取り扱い可能な円を除いた5通貨を記載している。
計算式:1万通貨 × (スプレッド(0.0015~0.014円) + 現受け0.1円) + チャージ無料
- 米ドル(USD) 1万通貨あたり 1,015円
- ユーロ(EUR) 1万通貨あたり 1,030円
- 英ポンド(GBP) 1万通貨あたり 1,055円
- 豪ドル(AUD) 1万通貨あたり 1,035円
- 香港ドル(HKD) 1万通貨あたり 1,140円
チャージ手数料無料なので、各通貨ともに1通貨あたりのトータルコストは、現受けの合計手数料(スプレッド(0.0015~0.014円) + 現受け 0.1円)だけで済むことになる。
続いて、現受け + 空港受取サービスのトータルコストについて。
空港受取サービスのメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
現受け + 空港受取サービス
空港受取サービスとは、予め手続きをしておくことで、指定日に空港にある専用窓口で指定額の外貨を現金で受け取ることができるサービスのこと。
- 1回あたり500円
受け取る金額に関わらず、1回あたりに500円の手数料が発生し、受取上限は2,000通貨(米ドル・ユーロ・ポンド・スイスフラン)、韓国ウォンは300万ウォン、中国元は15,000元までとなっている。
現受けで取引可能な1万通貨は1回では受け取れないので、ここでは受け取れる上限2,000通貨のトータルコストについて考えてみる。
仮に残りの8,000通貨すべてを空港受取サービスで受け取る場合は、下記トータルコストを5倍したものが1万通貨のトータルコストになるので、必要な方は計算してみてほしい。
なお、韓国ウォンと中国元はFX自体で取り扱いがなく、現受けできないのでここでは除外し、単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
空港受取サービスのメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・銀行送金はどれがお得か」で確認してほしい。
空港受取サービスで取り扱い可能な4通貨を記載している。
計算式:2,000通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 現受け0.1円) + 空港受取500円
- 米ドル(USD) 2,000通貨あたり 703円
- ユーロ(EUR) 2,000通貨あたり 706円
- 英ポンド(GBP) 2,000通貨あたり 711円
- スイスフラン(CHF) 2,000通貨あたり 738円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できない韓国ウォン(KRW)と中国元(CHY)は省略する。
空港受取サービスの上限2,000通貨で受け取れば、1通貨あたりの手数料が0.25円(500円÷2,000通貨)と一番安くすることができるが、2,000通貨の現金を持って海外に行くのは少々不安もある。
そこで、米ドルを例として、100ドル単位で空港受取サービスを利用する際の1ドルあたりのトータルコストについても考えてみる。
計算式:スプレッド0.0015円 + 現受け0.1円 + (空港受取500円÷(100~2,000通貨))
※1ドルあたり○○円(内、空港受取1通貨あたり○○円)
- 100ドル 1ドルあたり 5.1015円 (5円)
- 200ドル 1ドルあたり 2.6015円 (2.5円)
- 300ドル 1ドルあたり 1.7681円 (1.6666円)
- 400ドル 1ドルあたり 1.3515円 (1.25円)
- 500ドル 1ドルあたり 1.1015円 (1円)
- 600ドル 1ドルあたり 0.9348円 (0.8333円)
- 700ドル 1ドルあたり 0.8157円 (0.7142円)
- 800ドル 1ドルあたり 0.7265円 (0.625円)
- 900ドル 1ドルあたり 0.657円 (0.5555円)
- 1,000ドル 1ドルあたり 0.6015円 (0.5円)
※1ドルあたり○○円(内、空港受取1ドルあたり○○円)
- 1,100ドル 1ドルあたり 0.556円 (0.4545円)
- 1,200ドル 1ドルあたり 0.5181円 (0.4166円)
- 1,300ドル 1ドルあたり 0.4861円 (0.3846円)
- 1,400ドル 1ドルあたり 0.4586円 (0.3571円)
- 1,500ドル 1ドルあたり 0.4348円 (0.3333円)
- 1,600ドル 1ドルあたり 0.414円 (0.3125円)
- 1,700ドル 1ドルあたり 0.3956円 (0.2941円)
- 1,800ドル 1ドルあたり 0.3792円 (0.2777円)
- 1,900ドル 1ドルあたり 0.3646円 (0.2631円)
- 2,000ドル 1ドルあたり 0.3515円 (0.25円)
実際に海外へ行く際は、500ドル~1,000ドルあたりが現実的な金額だろう。
ただし、500ドルでは1通貨あたりのトータルコストが1円を超えてしまうので、もしかしたら別の方法で現金を調達した方が手数料を抑えることができるかもしれない。
続いて、現受け + 外貨出金のトータルコストについて。
外貨出金のメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
現受け + 外貨出金
外貨出金とは、外貨を取り扱っている国内銀行の自分口座へ、外貨のまま送金すること。
受け取り側の銀行によっては別途手数料(リフティングチャージ)が発生する場合もある。
- 2万通貨未満 1回あたり2,500円
- 2万通貨以上 無料
2万通貨以上は手数料無料なので、マネパカードと同じく、現受けの合計手数料=トータルコストなるが、手数料のかかる1万通貨と合わせて考えてみる。
なお、リフティングチャージは考えず、マネーパートナーズで発生する手数料だけを考える。
単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
外貨出金で取り扱い可能な9通貨を記載している。
計算式:1万通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 現受け0.1円) + 外貨出金2,500円
- 米ドル(USD) 1万通貨あたり 3,515円
- ユーロ(EUR) 1万通貨あたり 3,530円
- 英ポンド(GBP) 1万通貨あたり 3,555円
- 豪ドル(AUD) 1万通貨あたり 3,535円
- 香港ドル(HKD) 1万通貨あたり 3,640円
- スイスフラン(CHF) 1万通貨あたり 3,690円
- ニュージーランドドル(NZD) 1万通貨あたり 3,560円
- カナダドル(CAD) 1万通貨あたり 3,690円
- シンガポールドル(SGD) 1万通貨あたり 3,675円
空港受取サービスと同じように、ここでも1通貨あたりのトータルコストについて考えてみる。
外貨出金で取り扱い可能な9通貨を記載している。
計算式:スプレッド(0.0015円~0.019円) + 現受け0.1円 + (外貨出金2,500円 ÷ 1万通貨)
※外貨出金は1通貨あたり 0.25円(外貨出金2,500円 ÷ 1万通貨)
- 米ドル(USD) 1通貨あたり0.3515円
- ユーロ(EUR) 1通貨あたり0.353円
- 英ポンド(GBP) 1通貨あたり0.3555円
- 豪ドル(AUD) 1通貨あたり0.3535円
- 香港ドル(HKD) 1通貨あたり0.364円
- スイスフラン(CHF) 1通貨あたり0.369円
- ニュージーランドドル(NZD) 1通貨あたり0.356円
- カナダドル(CAD) 1通貨あたり0.369円
- シンガポールドル(SGD) 1通貨あたり0.3675円
外貨出金手数料が1回あたり2,500円と聞くと高いイメージがあるが、現受けで取引可能な1万通貨で考えると、1通貨あたりの手数料は0.25円。
空港受取サービスで、上限2,000通貨を受け取る時と同じ手数料(500円÷2,000通貨=0.25円)ということになる。
続いて、手数料無料の2万通貨で考えてみる。
外貨出金で取り扱い可能な9通貨を記載している。
計算式:2万通貨 × (スプレッド(0.0015円~0.019円) + 現受け0.1円) + 外貨出金無料
- 米ドル(USD) 2万通貨あたり 2,030円
- ユーロ(EUR) 2万通貨あたり 2,060円
- 英ポンド(GBP) 2万通貨あたり 2,110円
- 豪ドル(AUD) 2万通貨あたり 2,070円
- 香港ドル(HKD) 2万通貨あたり 2,280円
- スイスフラン(CHF) 2万通貨あたり 2,380円
- ニュージーランドドル(NZD) 2万通貨あたり 2,120円
- カナダドル(CAD) 2万通貨あたり 2,380円
- シンガポールドル(SGD) 2万通貨あたり 2,350円
外貨出金手数料は無料なので、1通貨あたりのトータルコストはマネパカードと同じく、現受けにかかる手数料(スプレッド片道手数料 + 現受け片道手数料)だけで済む。
次に両替取引と、マネパカード・空港受取サービス・外貨出金のトータルコストについて考えてみる。
基本的には現受け手数料を2倍すればいいだけだが、1通貨単位で両替できるメリットがあるので、もう少し使いやすい単位で考えてみることにする。
両替取引のメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネーパートナーズの現受けと両替取引どちらが得か」で確認してほしい。
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両替取引
両替取引とは、買い注文時のレートに1通貨あたり20銭(0.2円)の手数料が上乗せされた、両替レートで外貨へ両替すること。
現受けとは違い、買いポディションを持たずに直接外貨へ両替することができる。
なお、マネーパートナーズの現受けと両替取引は、同じスプレッド幅が採用されている。
- スプレッド 1通貨あたり片道 0.15銭(0.0015円) ~ 1.9銭(0.019円)
- 両替取引手数料 1通貨あたり片道 20銭(0.2円)
現受けと同じ1万通貨という条件で考えた方が分かりやすいかもしれないが、両替取引手数料は2倍の20銭(0.2円)なので、当たり前だが1万通貨では現受けの方がお得になる。
両替取引では、1通貨単位で取引できるメリットがあるので、使いやすい100通貨で各通貨ごとのトータルコストを考えてみる。
なお、両替した外貨はそのまま外貨として使うので片道だけの手数料とし、単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
まずは、両替取引の合計手数料から。
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で、取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
計算式:100通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 両替取引0.2円)
両替取引 + マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 米ドル(USD) 100通貨あたり 20.15円
- ユーロ(EUR) 100通貨あたり 20.3円
- 英ポンド(GBP) 100通貨あたり 20.55円
両替取引 + マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 豪ドル(AUD) 100通貨あたり 20.35円
- 香港ドル(HKD) 100通貨あたり 21.4円
両替取引 + 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- スイスフラン(CHF) 100通貨あたり 21.9円
両替取引 + 外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- ニュージーランドドル(NZD) 1万通貨あたり 20.6円
- カナダドル(CAD) 100通貨あたり 21.9円
- シンガポールドル(SGD) 100通貨あたり 21.75円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できない韓国ウォン(KRW)と中国元(CHY)は省略する。
ただし、1通貨など少ない単位で両替取引をしようとすると、小数点以下が繰り上げされて割高になるので注意が必要だ。
例えば、1米ドル/111.162円の時に1米ドルだけ両替すると、小数点以下が繰り上げされて112円になる。
何度か試してみたところ、四捨五入ではなく、小数点以下繰り上げのようだ。
1,000通貨単位で両替取引をすれば、小数点以下が無くなり、純粋に片道20銭(0.2円)だけの手数料になる。
それでは、両替取引を軸として、マネパカード・空港受取サービス・外貨出金の手数料を合わせたトータルコストについて順番に考えてみる。
まずは、両替取引 + マネパカードのトータルコストについて。
マネパカードのメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
両替取引 + マネパカード
マネパカードとは、マネーパートナーズが発行しているプリペイドカードのことで、通貨をチャージするとクレジットカードのように利用できる。
- 円・外貨ともに無料
2017年5月27日から外貨のチャージ手数料も無料になったので、両替取引の手数料=トータルコストになる。
マネパカードで取り扱い可能な円を除いた5通貨を記載している。
計算式:100通貨 × (スプレッド(0.0015~0.014円) + 両替取引0.2円) + チャージ無料
- 米ドル(USD) 100通貨あたり 20.15円
- ユーロ(EUR) 100通貨あたり 20.3円
- 英ポンド(GBP) 100通貨あたり 20.55円
- 豪ドル(AUD) 100通貨あたり 20.35円
- 香港ドル(HKD) 100通貨あたり 21.4円
チャージ手数料無料なので、各通貨ともに1通貨あたりのトータルコストは、両替取引の合計手数料(スプレッド(0.0015~0.014円) + 両替取引0.2円)だけで済むことになる。
続いて、両替取引 + 空港受取サービスのトータルコストについて。
両替取引 + 空港受取サービス
空港受取サービスとは、予め手続きをしておくことで、指定日に空港にある専用窓口で指定額の外貨を現金で受け取ることができるサービスのこと。
- 1回あたり500円
受け取る金額に関わらず、1回あたりに500円の手数料が発生し、受取上限は2,000通貨(米ドル・ユーロ・ポンド・スイスフラン)、韓国ウォンは300万ウォン、中国元は15,000元までとなっている。
現受けとは違い1通貨単位で両替できるが、ここでは受け取れる上限2,000通貨のトータルコストについて考えてみる。
なお、韓国ウォンと中国元はFX自体で取り扱いがなく、両替取引できないのでここでは除外し、単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
空港受取サービスのメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
空港受取サービスで取り扱い可能な4通貨を記載している。
計算式:2,000通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 両替取引0.2円) + 空港受取500円
- 米ドル(USD) 2,000通貨あたり 903円
- ユーロ(EUR) 2,000通貨あたり 906円
- 英ポンド(GB) 2,000通貨あたり 911円
- スイスフラン(CHF) 2,000通貨あたり 938円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
現受けと同じく、空港受取サービスの上限2,000通貨で受け取れば、1通貨あたりの手数料が0.25円(500円÷2,000通貨)と一番安くすることができるが、2,000通貨の現金を持って海外に行くのは少々不安もある。
そこで、米ドルを例として、100ドル単位で空港受取サービスを利用する際の1ドルあたりのトータルコストについても考えてみる。
計算式:スプレッド0.0015円 + 両替取引0.2円 + (空港受取500円÷(100~2,000通貨))
※1ドルあたり○○円(内、空港受取1通貨あたり○○円)
- 100ドル 1ドルあたり 5.2015円 (5円)
- 200ドル 1ドルあたり 2.7015円 (2.5円)
- 300ドル 1ドルあたり 1.8681円 (1.6666円)
- 400ドル 1ドルあたり 1.4515円 (1.25円)
- 500ドル 1ドルあたり 1.2015円 (1円)
- 600ドル 1ドルあたり 1.0348円 (0.8333円)
- 700ドル 1ドルあたり 0.9157円 (0.7142円)
- 800ドル 1ドルあたり 0.8265円 (0.625円)
- 900ドル 1ドルあたり 0.757円 (0.5555円)
- 1,000ドル 1ドルあたり 0.7015円 (0.5円)
※1ドルあたり○○円(内、空港受取1通貨あたり○○円)
- 1,100ドル 1ドルあたり 0.656円 (0.4545円)
- 1,200ドル 1ドルあたり 0.6181円 (0.4166円)
- 1,300ドル 1ドルあたり 0.5861円 (0.3846円)
- 1,400ドル 1ドルあたり 0.5586円 (0.3571円)
- 1,500ドル 1ドルあたり 0.5348円 (0.3333円)
- 1,600ドル 1ドルあたり 0.514円 (0.3125円)
- 1,700ドル 1ドルあたり 0.4956円 (0.2941円)
- 1,800ドル 1ドルあたり 0.4792円 (0.2777円)
- 1,900ドル 1ドルあたり 0.4646円 (0.2631円)
- 2,000ドル 1ドルあたり 0.4515円 (0.25円)
実際に海外へ行く際は、500ドル~1,000ドルあたりが現実的な金額だろう。
両替取引では、600ドル以下で1通貨あたりのトータルコストが1円を超えてしまうので、もしかしたら別の方法で現金を調達した方が手数料を抑えることができるかもしれない。
続いて、両替取引 + 外貨出金のトータルコストについて。
外貨出金のメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
両替取引 + 外貨出金
外貨出金とは、外貨を取り扱っている国内銀行の自分口座へ、外貨のまま送金すること。
受け取り側の銀行によっては別途手数料(リフティングチャージ)が発生する場合もある。
- 2万通貨未満 1回あたり2,500円
- 2万通貨以上 無料
手数料が無料になる2万通貨以上の外貨出金なら、わざわざ手数料が2倍(0.2円)の両替取引を利用する必要はないので、現受け+外貨出金のトータルコストを見てほしい。
あまり現実的ではないが、ここでは1,000通貨の外貨出金をした場合のトータルコストについて考えてみる。
なお、リフティングチャージは考えず、マネーパートナーズで発生する手数料だけを考える。
単位が銭だと分かりにくいので、円に直すことにする。
外貨出金で取り扱い可能な通貨ペアを記載している。
計算式:1,000通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 両替取引0.2円) + 外貨出金2,500円
※1,000通貨の外貨出金手数料は、1通貨あたり 2.5円(外貨出金2,500円 ÷ 1,000通貨)
- 米ドル(USD) 1,000通貨あたり 2,701.5円
- ユーロ(EUR) 1,000通貨あたり 2,703円
- 英ポンド(GBP) 1,000通貨あたり 2,705.5円
- 豪ドル(AUD) 1,000通貨あたり 2,703.5円
- 香港ドル(HKD) 1,000通貨あたり 2,714円
- スイスフラン(CHF) 1,000通貨あたり 2,719円
- ニュージーランドドル(NZD) 1,000通貨あたり 2,706円
- カナダドル(CAD) 1,000通貨あたり 2,719円
- シンガポールドル(SGD) 1,000通貨あたり 2,717.5円
1万通貨では現受けを利用した方が手数料が安くなるので、1,000通貨~9,000通貨までの両替取引+外貨出金をした際の、1通貨あたりのトータルコストを米ドルを例として考えてみる。
計算式:スプレッド0.0015円 + 両替取引0.2円 + (外貨出金2,500円 ÷ (1,000~9,000通貨))
※1ドルあたり○○円(内、外貨出金1通貨あたり○○円)
- 1,000ドル 1ドルあたり2.7015円 (2.5円)
- 2,000ドル 1ドルあたり1.4515円 (1.25円)
- 3,000ドル 1ドルあたり1.0348円 (0.8333円)
- 4,000ドル 1ドルあたり0.8265円 (0.625円)
- 5,000ドル 1ドルあたり0.7015円 (0.5円)
- 6,000ドル 1ドルあたり0.6181円 (0.4166円)
- 7,000ドル 1ドルあたり0.5586円 (0.3571円)
- 8,000ドル 1ドルあたり0.514円 (0.3125円)
- 9,000ドル 1ドルあたり0.4792円 (0.2777円)
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まとめ
マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替、全6パターンのトータルコストについて考えてみた。
- 現受け + マネパカード
- 現受け + 空港受取
- 現受け + 外貨出金
- 両替取引 + マネパカード
- 両替取引 + 空港受取
- 両替取引 + 外貨出金
※両替取引はコンバージョンとも言われる。マネーパートナーズでは、両替取引(コンバージョン)のことを外貨両替と記載しているが、分かりやすくするために、ここでは両替取引とする。
両替する金額やシチュエーションによって、どの組み合わせを利用するか変わってくるだろうが、中でも一番手数料が安い方法と、一番使い勝手が良い方法を紹介する。
一番手数料が安い方法
手数料だけで考えた場合に一番安くてお得な方法は、「現受け + マネパカード」と「現受け + 外貨出金2万通貨以上」の2つの組み合わせだ。
現受けするための買いポディションは、希望するレートに指値(予約注文)を入れて待ち、成約してからも必要になるまでは、スワップを受け取りながらそのままにしておけばいい。
もちろん希望するレートになるかどうかは相場次第だが。
その後、外貨が必要なった時に現受けしてやれば、1通貨あたり0.1015~0.119円(スプレッド各通貨 +現受け0.1円)のコストで済み、さらに保有していた期間分のスワップも受け取れる。
現受け後は、手数料無料のマネパカードに小分けにチャージして利用するか、外貨出金(2万通貨以上)するか、用途によって使い分けをしてやればいい。
海外でネットが使える環境があれば、使う直前でマネパカードにチャージしてもいいだろう。
20分ほどでチャージ残高に反映されるし、予め大金をチャージしておく必要がないから安心だ。
現受けは1万通貨単位、外貨出金は2万通貨以上無料なので、少額をマネパカードにチャージしてしまうと、端数が出て外貨出金しにくくなってしまう。
現金で外貨が必要な場合は、素直に空港受取サービスを利用するか、マネパカードの海外ATM引き出し(手数料あり)、もしくは条件付きで手数料が無料になるプレスティア(旧citi bank)の外貨キャッシュカードなどが必要になってくるだろう。
一番使い勝手が良い方法
使いやすさを考えれば、「両替取引 + マネパカード」と「両替取引 + 空港受取サービス」になるだろう。
1通貨単位で必要な分だけ両替した外貨を、マネパカードにチャージしつつ、現金調達は空港受取サービスを利用すればいい。
現受けよりも手数料は割高だが、1通貨あたり0.2015~0.219円(スプレッド各通貨 +両替取引0.2円)でマネパカードにチャージでき、金額に関わらず1回あたり500円で空港受取サービスを利用できる。
銀行や空港の両替所で両替するよりも、手数料を抑えることができるだろう。
あまり少額の外貨で空港受取サービスを利用すると、両替所で普通に両替するよりも、1通貨あたりの手数料が割高になるので注意が必要だ。
現受け・両替取引のメリット・デメリット・手数料について詳しくは以下で確認してほしい。
マネパカード・空港受け取りサービス・外貨出金のメリット・デメリット・手数料について詳しくは以下で確認してほしい。
最後に
両替する額やシチュエーションによって、この6パターンの組み合わせの手数料や使い勝手を見比べながら、ベストな方法を考えてみてほしい。
それと、開始が延期されて現在未定ではあるが、パートナーズFXnanoという100通貨単位で行うFX取引で現受けが可能になるかもしれない。
これが開始されると、今の現受けのメリットはそのままに、少額の通貨が扱える両替取引のメリットが加わって、マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替は一層使いやすくなるだろう。