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マネーパートナーズには、FXを利用することで銀行や両替所よりも手数料を抑えて外貨へ両替できるサービスが2つある。
「現受け」と「両替取引」だ。
それぞれに特性があり、取引条件や手数料も異なるので、メリット・デメリットを比較しながら、実際に外貨両替する場合の手数料について考えてみる。
なお、取引条件や手数料などについては、2017年7月現在の内容となっている。
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マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替
マネーパートナーズでは、FXを利用する外貨両替の方法が2つある。
FXを利用した外貨両替の方法
- 現受け 1通貨あたり片道 10銭 (0.1円)
- 両替取引 1通貨あたり 20銭 (0.2円)
※両替取引はコンバージョンとも言われる。マネーパートナーズでは、両替取引(コンバージョン)のことを「外貨両替」と表記しているが、ここでは「両替取引」とする。
これだけ見ると、現受けの方がお得に思えるが、現状1万通貨単位でしか手続きできないなどの制約があったりするので、詳しくは後述する。
注意したいのは、マネーパートナーズの外貨両替(現受け or 両替取引)を利用しただけでは、両替した外貨は使えるようにならないということ。
両替した外貨は、マネーパートナーズが取り扱う別のサービスを利用して使える状態にしてあげなければならない。
両替した外貨を使えるようする方法は3つある。
- マネパカード チャージ手数料無料
- 空港受取 1回500円
- 外貨出金 条件付き無料
現受け or 両替取引の手数料と、マネパカード or 空港受取サービス or 外貨出金の手数料を合計したものが、マネ―マートナーズのFXを利用した外貨両替のトータルコストになる。
各組み合わせのトータルコストについて詳しくは「【外貨両替】マネーパートナーズFXで外貨両替するトータルコスト」でまとめている。
ここでは、その基本となる現受けと両替取引の特性と、それぞれのメリット・デメリット・手数料について考えていく。
先にそれぞれの特性・メリット・デメリットを考えて比較した後、各手数料について詳しく見てくことにする。
まずは、現受けの特性とメリット・デメリットについて。
マネパカード・空港受取サービス・ 外貨出金のメリット・デメリット・手数料について詳しくは「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」で確認してほしい。
現受け
現受けとは、持っている買いポディションを決済せずに、そのまま外貨として受け取ること。
通常FXの取引では、買った通貨(買いポディション)を売る(決済)ことで差益を得るが、現受けする場合は、売らず(決済せず)に買った時のレートのまま、外貨として受け取ることができる。
この現受けを利用する場合のメリット・デメリットについて考えてみる。
まずは、現受けのメリットから。
現受けのメリット
一番分かりやすいのは、両替取引と比較して手数料が安いこと。
現受けのメリット①
- 1通貨あたり片道10銭(0.1円)と、両替取引よりも手数料が安い
前述した通り、現受けは持っている買いポディションを、買った時のレートのまま両替できる特性がある。
つまり、近々海外に行く予定がなくても、安い時にポディションを買って持っていれば、好きなタイミングで現受けして外貨へ両替することができる。
現受けのメリット②
- レートの良い時に買いポディションを持って、好きなタイミングで両替できる
しかもFXには、買いポディションを持つ注文で「指値」という、買値を指定して予約できる注文方法がある。
指値を使えば、自分の希望する買値、または納得できる買値でポディションを持つことができる。
もちろん、希望する買値までレートが動けばの話しだが。
現受けのメリット③
- 指値を使って、予約注文ができる
そして、通常のFX取引と同様に、買いポディションを持っていると、スワップポイントという金利のようなものが毎日付く。
現受けのメリット④
- 買いポディションを持っているとスワップポイント(金利)が毎日付く
※スワップポイント(金利)は、数日分まとめて付く場合もある。
※各通貨の国と日本の金利差が逆転すれば、スワップを払うことになる場合もある。
これらが現受けで外貨両替するメリットになる。
続いては、現受けのデメリット。
現受けのデメリット
マネーパートナーズでは、現状パートナーズFX(PFX)という1万通貨単位の取引でしか現受けができない。
1万通貨とは、1米ドルを100円とすると、100万円(1万通貨×100円)になる。
現受けのデメリット①
- 1万通貨(1米ドル/100円の場合100万円)単位の取引しかできない
2017年6月3日から、パートナーズFXnanoという100通貨(1米ドル/100円の場合1万円)単位の取引でも現受けできるサービスが始まる予定だったが、諸事情で延期となり、今のところサービス開始は未定だ。
続いて、両替取引のメリット・デメリットについて。
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両替取引のメリット・デメリット
両替取引とは、買い注文時のレートに1通貨あたり20銭(0.2円)の手数料が上乗せされた、両替レートで外貨へ両替すること。
現受けとは違い、買いポディションを持たずに直接外貨へ両替することができる。
この両替取引を利用する場合のメリット・デメリットについて詳しく述べていく。
まずは両替取引のメリットから。
両替取引のメリット
買いポディションを持たなくてもいいということは、取引単位の制約がないので、1通貨単位で両替することができる。
両替取引のメリット①
- 1通貨単位での両替が可能
しかも、「500米ドル分両替したい」「6万円分両替したい」など、外貨と円のどちらを基準にしても両替することができる。
両替取引のメリット②
- 外貨と円、どちらを基準に両替するか選べる
これらが両替取引で外貨両替するメリットになる。
続いては、両替取引のデメリット。
両替取引のデメリット
分かりやすいデメリットは、現受けと比較して手数料が高いこと。
両替取引のデメリット①
- 1通貨あたり20銭(0.2円)と、現受けよりも手数料が高い
両替取引では予約することが出来ず、その時のレートで両替しなければならない。
つまり、自分の希望するレートになった場合は、その瞬間に手続きが必要になる。
両替取引のデメリット②
- 予約注文が出来ず、その時のレートで両替しなければならない
次に現受けと両替取引のメリット・デメリットを比較してみる。
現受けと両替取引 メリット・デメリット比較
現受けのメリット まとめ
- 1通貨あたり片道10銭(0.1円)と、両替取引よりも手数料が安い
- レートの良い時に買いポディションを持って、好きなタイミングで両替できる
- 指値を使って、予約注文ができる
- 買いポディションを持っているとスワップポイント(金利)が毎日付く
※スワップポイント(金利)は、数日分まとめて付く場合もある。
※各通貨と日本の金利差が逆転すればスワップを払うことになる場合もある。現受けのデメリット まとめ
- 1万通貨単位の取引しかできない
※パートナーズFXnano(100通貨単位)の現受けは、諸事情で延期となり、今のところサービス開始は未定。
両替取引のメリット まとめ
- 1通貨単位での取引が可能
- 外貨と円、どちらを基準に両替するか選べる
両替取引のデメリット まとめ
- 1通貨あたり20銭(0.2円)と、現受けよりも手数料が高い
- 予約注文ができず、その時のレートで両替しなければならない
手数料はお得だが、1万通貨単位でしか取引できない現受けよりも、両替取引の方が短期の海外旅行などで必要な少額の外貨両替には向いている。
ただし、予約注文できなかったり、スワップが付かなかったりと、使う側にとってはもどかしいところもあったりする。
一番良いのはやはり、両方のメリットが合わさったFXnano(100通貨単位)の現受けが出来れば良いとこ取りになるのだが、まだ開始されていない。
次に、現受けと両替取引の手数料について考えてみる。
それぞれの具体的な手数料を計算する前に、まず両方にかかる共通の手数料、スプレッドについて述べていく。
短期の海外旅行などで必要な少額の外貨両替の場合では考える必要はないかもしれないが、香港ドルやスイスフランなどのスプレッド幅が広い通貨では、考慮した方がいいかもしれない。
そこまで細かくは気にしないという方や、スプレッドを理解している方は読み飛ばしてほしい。
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現受け&両替取引 共通の手数料 スプレッド
現受け&両替取引をする際に必ず発生しているスプレッド。
スプレッドとは、簡単に言えば、売値と買値の間にある値段の差のこと。
例) リアルタイムレート(仲値)で1米ドル/100円、スプレッドを2円とした場合
- 売り 1米ドル/99円(FX会社の取り分 1円)
- 仲値 1米ドル/100円(表示されない)
- 買い 1米ドル/101円(FX会社の取り分 1円)
※実際に売り注文、買い注文する時のレートは、すでにスプレッド分が上乗せされており、リアルタイムレート(仲値)は表示されない。
この場合、表示されないリアルタイムレート(仲値)の100円に、売りで1円、買いで1円の手数料が上乗せされた状態で表示され、売り買い合計2円のスプレッドがマネーパートナーズの取り分になる。
昔、FX会社によっては売買手数料という名目で別途手数料がかかっていたが、今は無くなったのでスプレッドを売買手数料と考えてもいいだろう。
このスプレッドという手数料は、マネーパートナーズに限らず、どこのFX会社を利用しても必ず発生するもの。
マネーパートナーズでは、2017年5月10日から何度も取り扱い通貨のスプレッド縮小を行っており、現在では「業界最狭水準」を謳っている。
「業界最狭水準」と言っても、イコール最安値ではないので勘違いしないでほしい。
マネーパートナーズのFXを利用した現受け&両替取引では、同じスプレッド幅が採用されている。
現受け&両替取引 スプレッド
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- USD/JPY(米ドル/円) 0.3銭
- EUR/JPY(ユーロ/円) 0.6銭
- GBP/JPY(ポンド/円) 1.1銭
マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル/円) 0.7銭
- HKD/JPY(香港ドル/円) 2.8銭
空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- CHF/JPY(スイスフラン/円) 3.8銭
外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) 1.2銭
- CAD/JPY(カナダドル/円) 3.8銭
- SGD/JPY(シンガポールドル/円) 3.5銭
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
スプレッドは、1通貨あたりにかかる手数料を表わしている。
「1通貨」とは、1ドル、1ユーロ、1ポンドなど各通貨のことを表わし、例えば米ドルで考えた場合、スプレッドが 0.3銭なので、1米ドル(1通貨)あたり 0.3銭の手数料がかかってくる。
10米ドル(10通貨)では、3銭 (10米ドル×0.3銭)になる。
そして「1通貨あたり」なので、1米ドルが110円でも120円でも、1米ドル = 1通貨で手数料は 0.3銭 (0.1円)となる。
では、1万米ドル (1万通貨)の買いポディションを持った時の手数料はいくらか。
1米ドル(1通貨)あたり0.3銭だから、1万米ドル(1万通貨)なら3,000銭(1万米ドル×0.3銭)かと言うと、そうではない。
スプレッドは、売値と買値の間の値段の差。
つまり、売りと買いをした場合の往復の手数料がスプレッドである。
マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替の場合、基本的に両替した外貨はそのまま外貨として利用するので、売りと買いの往復の手数料のうち、実際には片道の買い手数料だけが両替コストとなる。
例) リアルタイムレート(仲値)で1米ドル/100円、スプレッドを2円とした場合
- 米ドルを円に換える(売値) 99円(FX会社の取り分 1円)
- リアルタイムレート(仲値) 100円(表示されない)
- 円を米ドルに換える(買値) 101円(FX会社の取り分 1円)
この場合、売りと買いを合計した往復の手数料がスプレッドなので、買いだけの場合は片道分の手数料、1円だけとなる。
では、マネーパートナーズの実際のスプレッドで、買いだけの片道手数料を考えてみる。
考えると言っても、半分にすれば良いだけだ。
パートナーズFX(現受け&両替取引) スプレッド片道手数料
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
マネパカード&空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- USD/JPY(米ドル/円) 0.3銭 (片道0.15銭)
- EUR/JPY(ユーロ/円) 0.6銭 (片道0.3銭)
- GBP/JPY(ポンド/円) 1.1銭 (片道0.55銭)
マネパカード&外貨出金 可能な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル/円) 0.7銭 (片道0.35銭)
- HKD/JPY(香港ドル/円) 2.8銭 (片道1.4銭)
空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- CHF/JPY(スイスフラン/円) 3.8銭 (片道1.9銭)
外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) 1.2銭 (片道0.6銭)
- CAD/JPY(カナダドル/円) 3.8銭 (片道1.9銭)
- SGD/JPY(シンガポールドル/円) 3.5銭 (片道1.75銭)
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
例えばUSD/JPY(米ドル/円)だと、買いだけの片道手数料は0.15銭。
0.15銭だと分かりにくいので円に直してみる。
- 100銭 = 1円
- 10銭 = 0.1円
- 1銭 = 0.01円
- 0.1銭 = 0.001円
- 0.15銭 = 0.0015円
次に、USD/JPY(米ドル/円)の買いポディションを持った場合を考えてみる。
実際に買い注文する時のレートは、すでにスプレッドが上乗せされた状態で表示されているが、わかりやすく分けて考えてみる。
例) リアルタイムレート(仲値)1米ドル/100円、スプレッド片道0.15銭(0.0015円)の場合
- 1ドル / 100.0015円 (0.0015円)
- 10ドル / 1,000.015円 (0.015円)
- 100ドル / 10,000.15円 (0.15円)
- 1,000ドル / 100,001.5円 (1.5円)
- 10,000ドル / 1,000,015円 (15円)
- 100,000ドル / 10,000,150円 (150円)
1,000米ドル(10万円)の買いポディションを持った場合のスプレッド片道手数料は、1.5円。
これを踏まえて、分かりやすく小数点以下が無くなる1万通貨で、ほかの通貨も考えてみる。
現受け&両替取引 スプレッド片道手数料一覧
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で、取り扱い可能な通貨ペアをピックアップしている。
マネパカード&空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- USD/JPY(米ドル/円) 1万通貨 × 片道0.15銭 = 15円
- EUR/JPY(ユーロ/円) 1万通貨 × 片道0.3銭 = 30円
- GBP/JPY(ポンド/円) 1万通貨 × 片道0.55銭 = 55円
マネパカード&外貨出金 可能な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル/円) 1万通貨 × 片道0.35銭 = 35円
- HKD/JPY(香港ドル/円) 1万通貨 × 片道1.4銭 = 140円
空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- CHF/JPY(スイスフラン/円) 1万通貨 × 片道1.9銭 = 190円
外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) 1万通貨 × 片道0.6銭 =60円
- CAD/JPY(カナダドル/円) 1万通貨 × 片道1.9銭 = 190円
- SGD/JPY(シンガポールドル/円) 1万通貨 × 片道1.75銭 = 175円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
こう見ると、スプレッドが片道1銭(0.01円)を越えない米ドルなどの外貨両替では、あまり気にする額ではななさそうだ。
数十万通貨(数千万円)を外貨両替する場合には目に付いてくるかもしれないが、それほどの大金を持っているお金持ちの方々なら、そもそも気にしないかもしれない。
次に、このスプレッド片道手数料を合わせた現受けと両替取引の合計手数料を考えてみる。
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現受け&両替取引 手数料について
前述した通り、マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替には2つの方法があり、それぞれの手数料のほかに、スプレッドの片道手数料もかかってくる。
マネーパートナーズでは、現受けも両替取引も同じスプレッド幅が採用されている。
マネーパートナーズのFXを利用した外貨両替の手数料
- 現受け 1通貨あたり片道10銭(0.1円)
- 両替取引 1通貨あたり20銭(0.2円)
- スプレッド 1通貨あたり片道0.15~1.9銭(0.0015円~0.019円)
※両替取引はコンバージョンとも呼ばれ、マネーパートナーズでは、両替取引(コンバージョン)のことを「外貨両替」と表記している。
スプレッド片道手数料は、特に現受けの場合、現状1万通貨(1米ドル100円の場合100万円)単位の取引になるので、香港ドルやスイスフランといったスプレッドの広い通貨では考慮した方が良さそうだ。
まずは、現受けのトータルコストについて考えてみる。
現受けの手数料
マネーパートナーズの現受けは、現状1万通貨単位のパートナーズFXでのみ取引可能だ。
現受けを利用するためには2つのステップがあり、各ステップで手数料がかかる。
現受けを利用した外貨両替の手数料
- スプレッド 1通貨あたり片道 0.15銭 (0.0015円)~1.9銭(0.019円)
- 現受け手数料 1通貨あたり片道 10銭 (0.1円)
なお、スワップポイントは考えないものとする。
現受け ①スプレッド片道手数料
現受けを利用して外貨両替するための最初のステップは、まず買いポディションを持つこと。
買いポディションを持つとは、買い注文をした時のレートで両替できる権利を得ることだと思えばいい。
その買い注文をする際のレートには、予めスプレッドが上乗せされているので、スプレッド片道手数料も考慮して考える必要がある。
ここでは、現受けで取引可能な1万通貨で計算してみる。
両替した外貨は、再度日本円には戻さずにそのまま外貨として利用するので片道分だけで考え、単位が銭だと分かりにくいので円にする。
なお、マネーパートナーズの現受け&両替取引では、同じスプレッド幅が採用されている。
1万通貨の現受け(両替取引) スプレッド片道手数料
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- USD/JPY(米ドル/円) 1万通貨 × 0.0015円 = 15円
- EUR/JPY(ユーロ/円) 1万通貨 × 0.003円 = 30円
- GBP/JPY(ポンド/円) 1万通貨 × 0.0055円 = 55円
マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル/円) 1万通貨 × 0.0035円 = 35円
- HKD/JPY(香港ドル/円) 1万通貨 × 0.014円 = 140円
空港受取& 外貨出金 可能な通貨ペア
- CHF/JPY(スイスフラン/円) 1万通貨 × 0.019円 = 190円
外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) 1万通貨 × 0.006円 = 60円
- CAD/JPY(カナダドル/円) 1万通貨 × 0.019円 = 190円
- SGD/JPY(シンガポールドル/円) 1万通貨 × 0.0175円 = 175円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
現受け ②現受け手数料
前のステップで、スプレッド片道分の手数料を払って買いポディションを持ち、そのレートで外貨に両替できる権利を得た。
次は、実際に円から外貨へ両替する手続き、現受けをしなければならない。
マネーパートナーズの現受け手数料
- 1通貨あたり片道10銭(0.1円)
ここでは、現受けで取引可能な1万通貨単位で現受けした場合を考えてみる。
両替した外貨は再度日本円には戻さずにそのまま外貨として利用するので、片道分の10銭(0.1円)だけを手数料とし、単位が銭だと分かりにくいので円にする。
1万通貨単位の現受け手数料
計算式 ) (1万~10万通貨) × 現受け0.1円
- 1万通貨あたり 1,000円
- 2万通貨あたり 2,000円
- 3万通貨あたり 3,000円
- 5万通貨あたり 5,000円
- 10万通貨あたり 10,000円
これにスプレッド片道手数料を合わせたものが、現受けを利用して外貨両替する合計の手数料になる。
ここでも、単位が銭だと分かりにくいので円にする。
現受け 合計手数料(①スプレッド片道手数料 + ②現受け手数料)
1万通貨の現受け合計手数料
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
計算式 ) 1万通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 現受け0.1円)
現受け+マネパカード&空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- 米ドル(USD) 1,015円
- ユーロ(EUR) 1,030円
- 英ポンド(GBP) 1,055円
現受け+マネパカード&外貨出金 可能な通貨ペア
- 豪ドル(AUD) 1,035円
- 香港ドル(HKD) 1,140円
現受け+空港受取&外貨出金 可能な通貨ペア
- スイスフラン(CHF) 1,190円
現受け+外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- ニュージーランドドル(NZD) 1,060円
- カナダドル(CAD) 1,190円
- シンガポールドル(SGD) 1,175円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
次に、両替取引の手数料について考えてみる。
両替取引の手数料
マネーパートナーズの両替取引を利用した外貨両替では、その時のレートで直接外貨へ両替できるので1ステップで済む。
注文の際のレートにはスプレッドが上乗せされてるが、まだ両替手数料片道20銭(0.2円)は上乗せされていない状態だ。
両替取引を利用した外貨両替の手数料
- スプレッド 1通貨あたり片道 0.15銭 (0.0015円)~1.9銭(0.019円)
- 両替取引の手数料 1通貨あたり片道 20銭 (0.2円)
両替取引 ①スプレッド片道手数料
両替取引でも、スプレッドが上乗せされたレートで注文するので、スプレッドの片道手数料を考慮する必要がある。
現受けでは取引可能な1万通貨で計算したが、両替取引では100通貨単位で計算してみる。
両替した外貨は再度日本円には戻さずにそのまま外貨として利用するので、片道分だけを手数料とし、単位が銭だと分かりにくいので円にする。
なお、マネーパートナーズの現受け&両替取引では、同じスプレッド幅が採用されている。
100通貨の両替取引(現受け) スプレッド片道手数料
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金で取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- USD/JPY(米ドル/円) 100通貨 × 0.0015円 = 0.15円
- EUR/JPY(ユーロ/円) 100通貨 × 0.003円 = 0.3円
- GBP/JPY(ポンド/円) 100通貨 × 0.0055円 = 0.55円
マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル/円) 100通貨 × 0.0035円 = 0.35円
- HKD/JPY(香港ドル/円) 100通貨 × 0.014円 = 1.4円
空港受取& 外貨出金 可能な通貨ペア
- CHF/JPY(スイスフラン/円) 100通貨 × 0.019円 = 1.9円
外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- NZD/JPY(ニュージーランドドル/円) 100通貨 × 0.006円 = 0.6円
- CAD/JPY(カナダドル/円) 100通貨 × 0.019円 = 1.9円
- SGD/JPY(シンガポールドル/円) 100通貨 × 0.0175円 = 1.75円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
両替取引 ②両替取引手数料
両替取引では、スプレッドが上乗せされたレートで注文すると、一旦仮確定の状態になる。
ここでようやく仮確定したレートに、両替取引の手数料20銭(0.2円)が上乗せされた状態で表示される。
マネーパートナーズの両替取引の手数料
- 1通貨あたり片道20銭(0.2円)
1通貨単位で好きな額を両替できる両替取引なので、1通貨~1万通貨までを掻い摘んで計算してみる。
両替した外貨は再度日本円には戻さずにそのまま外貨として利用するので、片道分の20銭(0.2円)だけを手数料とし、単位が銭だと分かりにくいので円にする。
1通貨~1万通貨の両替取引手数料
計算式 ) (1通貨~1万通貨) × 両替取引0.2円
- 1通貨 0.2円
- 5通貨 1円
- 10通貨 2円
- 50通貨 10円
- 100通貨 20円
- 500通貨 100円
- 1,000通貨 200円
- 5,000通貨 1,000円
- 10,000通貨 2,000円
これにスプレッドの片道手数料を合計したものが、両替取引を利用して外貨両替する合計の手数料となる。
ただし、1通貨など少ない単位で両替取引をしようとすると、小数点以下が繰り上げされて割高になるので注意が必要だ。
例えば、1米ドル/111.162円の時に1米ドルだけ両替すると、小数点以下が繰り上げされて112円になる。
何度か試してみたところ、小数点以下は、四捨五入でなく繰り上げになるようだ。
1,000通貨単位で両替取引をすれば、小数点以下が無くなり、純粋に片道20銭(0.2円)だけとなる。
両替取引 合計手数料(①スプレッド片道手数料 + ②両替取引手数料)
実際によく使うであろう100通貨単位で各通貨ごとの合計手数料を計算してみる。
1,000通貨以下では、小数点以下繰り上げで実際は少し割高になる場合があるが、レートや通貨数によっても変わってくるので、ここでは無いものとする。
100通貨の両替取引合計手数料
マネパカード・空港受取サービス・外貨出金取り扱い可能な通貨をピックアップしている。
計算式 ) 100通貨 × (スプレッド(0.0015~0.019円) + 両替取引0.2円)
両替取引 + マネパカード & 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 米ドル(USD) 20.15円
- ユーロ(EUR) 20.30円
- 英ポンド(GBP) 20.55円
両替取引 + マネパカード & 外貨出金 可能な通貨ペア
- 豪ドル(AUD) 20.35円
- 香港ドル(HKD) 21.4円
両替取引 + 空港受取 & 外貨出金 可能な通貨ペア
- スイスフラン(CHF) 21.9円
両替取引 + 外貨出金のみ 可能な通貨ペア
- ニュージーランドドル(NZD) 20.6円
- カナダドル(CAD) 21.9円
- シンガポールドル(SGD) 21.75円
※空港受取は可能だが、マネーパートナーズのFXでは取り扱いが無いため、現受け&両替取引できないKRW/JPY(韓国ウォン/円)とCHY/JPY(中国元/円)は省略する。
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まとめ
現受けと両替取引の特性と、それぞれのメリット・デメリット・手数料についてまとめてみた。
最後に、現受けと両替取引の使い勝手を考えてみる。
少額の両替なら両替取引
短期の海外旅行など少額を外貨両替する場合には、手数料は割高だが1通貨単位で必要な分だけ両替できる、両替取引を利用することになる。
ただし、1,000通貨以下で両替取引すると、小数点以下が繰り上げされて少しだけ割高になってしまうことと、予約注文ができないので、両替を希望する外貨のレートは常に気にかけておく必要がある。
大口の両替なら現受け
1万通貨単位の外貨両替をする場合には、現受けの方が手数料が安い上に、手続きするまではスワップを受け取れるのでお得だ。
そして、手続きするまでということは、仮に1万通貨分の円(お金)が無くても、ある程度の額を持っていれば、指値(予約注文)やリアルタイムの買い注文で先に買いポディションだけ持ち、あとで1万通貨分貯めてから現受けするという方法もある。
もちろんリスクはあるので、FXの仕組みをしっかりと理解する必要がある。
もしくは待つ
パートナーズFXnano(100通貨単位)で現受けが出来るようになるまで待つという選択肢もある。
1万通貨単位という現受け唯一のデメリットが無くなり、手数料が安く、スワップが付いて、米ドルなら1万円単位と、使いやすい額での外貨両替が可能になる。
今から指値(予約注文)を入れつつ、レートの良い時に買いポディションを持っておいて、サービスが開始されたら、現受けして外貨へ両替する。
しかし、現状パートナーズFXnanoの現受けサービス開始時期は未定。
もし仮にサービスが開始されなくても、待つことができたそのお金は余裕資金のはずなので、円安になったら通常のFX取引で決済してやれば、差益を得ることができる。
もちろん、これにもリスクはあるので、FXの仕組みをしっかりと理解する必要がある。
冒頭でも触れたが、マネーパートナーズのFXを利用して外貨両替をしただけでは、外貨が使えるようにならない。
両替した外貨は、マネーパートナーズが取り扱う別のサービスを利用して使える状態にしてあげなければならない。
両替した外貨を使えるようする方法は3つある。
- マネパカード チャージ手数料無料
- 空港受取 1回500円
- 外貨出金 条件付き無料
現受け or 両替取引の手数料と、マネパカード or 空港受取 or 外貨出金の手数料を合計したものが、マネ―マートナーズのFXを利用した外貨両替のトータルコストになる。
各組み合わせのトータルコストについて詳しくは「【外貨両替】マネーパートナーズFXで外貨両替するトータルコスト」にまとめている。
ただ、順番に進んだ方が分かりやすいので、先にマネパカード・空港受取・外貨出金のメリット・デメリット・手数料についてまとめている「【外貨両替】マネパカード・空港受取・外貨出金はどれがお得か」へ進んでいってもらいたい。