photo by Eneas De Troya
マスクを選ぶ際、何を基準に選んでいるだろうか。
ここ最近、2008年の鳥インフルエンザや2009年のパンデミック、2013年にはPM2.5が話題となったことで、家庭用マスクの需要も増えて、高性能な商品が次々に登場いる。
少し前になるが、2002年~2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の騒動をきっかけに、医師が病院や手術で使うような医療用マスクを、一般用マスクとして使うような動きもされ始めた。
マスクを取り扱っているドラックストアなどでは、さまざまな形状や種類のマスクが並べられており、正直どれを選んでいいのかわからなくなる。
そこで、数あるマスクの中でどれを選べばいいかの基準について考えてみる。
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普段のマスクの選び方
普段、マスクを選ぶ際に何気なく基準にするのは、なぜマスクを買うかという目的だ。
花粉の季節には花粉用、インフルエンザが流行ればインフルエンザ対策用、PM2.5が話題になればPM2.5対策用など、その用途が選ぶ基準になる。
そこに本人の意思が加わり、商品パッケージを見ながらマスク売り場で悩み始める。
- 4層構造、高密度フィルター、高性能なマスクがいいだろう。
- 毎日使うものだから、値段を考えてお徳用にしよう。
- 一番高いマスクだったら間違いなく効果があるだろう。
- 花粉よりもPM2.5の方が小さいようだがら、PM2.5対策用を買っておけば両方防げるかもしれない。
どれもマスクを選ぶ際には重要だ。
ただ、これらのような悩みよりも優先すべきポイントはたった1つだ。
それは、そもそもマスクとは何なのか、どういうモノなのかを考えればわかる。
マスクとは何か?
Smog / photo by Isengardt
あらためて、普段の生活でマスクをする時はどんな時だろうか。
- 花粉症だから、少しでもアレルギー症状を抑えるためにマスクをする。
- 風邪やインフルエンザが周りで流行りだしたから、感染しないようにマスクをする。
- 自分が風邪をひいてしまったので、周りにうつして迷惑をかけないためにマスクをする。
- またPM2.5が話題になりだしたから、健康のためにマスクをする。
要するに、外から入ってくる異物(花粉・ウイルス・PM2.5)などが体内に入ってこないようにしたり、逆に自分の体内からウイルスが飛散しないようにすることが目的だ。
これは、マスクというフィルターを通して呼吸することで空気をろ過していることになる。
つまり、空気をろ過するためには、呼吸する空気が必ずマスクというフィルターを通らなければならないことになる。
優先すべきたった1つのポイント
とてもシンプルだが、優先すべきたった1つのポイントは、呼吸する空気が必ずマスクを通るような自分の顔にフィットするマスクを選ぶこと。
当たり前のことだが、その当たり前のことがとても重要だ。
いくら値段の張る高性能なフィルターマスクをつけていても、自分の顔にフィットしていなければ、呼吸するたびにマスクの隙間から花粉やウイルスが入ってくる。
せっかくの高性能フィルターも、そこに空気が通らなければ役に立ってくれない。
では、自分の顔にフィットするマスクをどうやって選ぶか?
自分でできる簡単な方法がある。
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自分の顔に合ったマスクの選び方
Maksed / photo by : neys fadzil
自分でできる簡単な方法。
左右どちらでもいいので、耳の上の付け根から、目と目の間にある鼻の付け根の1cm下までを測る。
その長さで自分のマスクのサイズがある程度わかる。
- 12.5cm 以下 子供用サイズ
- 12.5~15.5cm 小さめサイズ
- 14.5~17.5cm レギュラーサイズ
ただ、これはあくまでも目安で、自分にフィットするサイズの材料にはなるが、少し曖昧な部分もある。
当然市販のマスクは、たくさんの顔データを元に、ほぼすべての顔に無難に合うような大きさにしている。
もちろん、それがフィットする人もいれば、自分の顔の大きさに合っていないこともある。
それでも自分にフィットするマスクを探すなら、やはり実際につけてみるしかない。
その中で自分にフィットするマスクが見つかればいいが、いろいろ試した結果、結局どれもしっくりこないこともあるだろう。
もしフィットするマスクに出会えない時は、いっそのこと、自分の顔にフィットするマスクを作ってしまうのはどうだろうか。
マスクをオーダーメイドする
マスコミにも度々紹介されているマスク業界最大手の「くればぁ」では、自分の顔にフィットするオーダーメイドマスクを作ることができる。
下記種類のオーダーメイドマスクが作れる。
- PM2.5 フィルターマスク
- 防菌・防ウイルス + PM2.5 フィルターマスク
- 放射能物質 + PM2.5 フィルターマスク
時期や商品によっては、数日から数か月待ちのような場合があるので、花粉やウイルスのシーズン前に注文するのがいいだろう。