Puzzle / photo by Erich Ferdinand
今話題の塩レモン(レモンソルト)。
人気の理由は、レモンを輪切りにして、塩と一緒に漬けるだけで簡単に作れてしまう手軽さと、美容やダイエットに効果が期待できるということ。
ネットで検索すれば、塩レモン(レモンソルト)に関する多様なレシピが検索結果に上がってくるが、塩レモン(レモンソルト)と食べ合わせの悪い食べ物などはあるのだろうか。
手軽すぎてついつい食べ過ぎてしまう塩レモンには、食べ過ぎによる副作用はあるのだろうか。
食べていたらこんな疑問が出てきたので、食べ合わせと副作用について考えてみた。
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塩レモン(レモンソルト) 主な成分と効果
Lemon slices / photo by mahmoud99725
まずは、塩レモン(レモンソルト)の主な成分と、その成分がもたらす美容・ダイエットの効果などプラスの面から見ていく。
主な成分 ① ビタミンC
- シミやソバカスなどの肌トラブルを未然に防ぐ働きがある。
- 肝臓が元気になる。余分な水分や老廃物を排出してくれるので、むくみの改善に繋がる。
主な成分 ② クエン酸
- 新陳代謝を活発にし、糖質を効率よくエネルギーに変えてくれるので、ダイエット効果が期待できる。
- 疲労回復の働きがある。
- カルシウムなど、ミネラル成分の吸収を助けてくれる。
主な成分 ③ ポリフェノール
- 抗酸化作用によるアンチエイジング効果がある。
主な成分 ④ リモネン
- リモネンとは香りの成分のこと。リラクゼーション効果がある。
以上が、塩レモン(レモンソルト)の主な成分だ。
こうやって見てみると、良いこと尽くしの塩レモン(レモンソルト)は、優秀な健康食材だということがわかる。
ここまでは、塩レモン(レモンソルト)のプラスの面だけ見てきた。
次に食べ合わせについて考えてみる。
塩レモン(レモンソルト) 食べ合わせNG
塩レモン(レモンソルト)というよりも、レモン単体の食べ合わせNGがあった。
普段よく見かけるような組み合わせが、意外にも良くない食べ合わせだったことが判明。
レモンと紅茶
iced tea / photo by samantha celera
この組み合わせがNGというのは、かなり驚くだろう。
レモンティーという列記としたメニューがあるにも関わらず、この組み合わせは本当は良くないもの。
ただ安心してほしい。
厳密にいえばレモンと紅茶の組み合わせがNGな訳ではなく、レモンに使われている農薬(防カビ剤)がNGという意味だ。
農薬(防カビ剤)が紅茶に含まれるカフェインと反応すると、発がん性物質になると言われている。
もし農薬(防カビ剤)が付着していた場合なので、無農薬で育てられたレモンであれば問題ないようだ。
レモンとエビ
Grilled Lobster / photo by Prayitno
実はレモンは、エビとの相性が悪い。
エビに含まれている銅分(どうぶん)というミネラルの一種が、レモンのビタミンCを酸化させてしまうことで、レモンのプラスの効果が消えてしまう。
もう少し細かく言うと、エビに含まれる五価ヒ化物(ごかひかごうぶつ)という成分が、ビタミンCと反応することで毒素(ヒ素)が発生し、中毒になる可能性があると言われている。
紅茶もエビも、よく見る組み合わせだけにかなり驚くだろう。
レモンティーは避けて紅茶はそのまま飲むようにして、エビフライはタルタルソースで食べるのが無難かもしれない。
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塩レモン(レモンソルト) 食べ過ぎによる副作用
塩レモン(レモンソルト)自体は、今のところ特に副作用は報告されていないという。
さらに、レモン単体の食べ過ぎによる副作用も今のところ確認されていない。
しかし、ビタミンCを一度に大量摂取すると下痢になってしまう場合があるという。
大量摂取がどのぐらいなのかは個人差があり、一概にレモン何個ということは言えないそうだ。
ただし、レモンを食べた直後にやってはいけないことある。
それは歯磨き。
レモンと歯磨き
IMG_6568 / photo by Abigail Batchelder
レモン汁で歯を磨いたり、拭いたりすると歯が白くなってホワイトニング効果が得られるという話しもあるが、歯医者に言わせると良くない行為とのこと。
その理由を以下のように述べている。
レモンを食べたら歯が溶けるの? 歯科からの注意
なぜ、多くの人が、レモンを食べると歯が溶けることを知らないのか?
「歯が溶ける」と聞いて「むし歯」を思いうかべます。
むし歯は、むし歯菌が出す酸によって歯が溶けてしまった状態をいいます。
しかし、歯が溶ける原因はこれだけではありません。むし歯菌がいないきれいな口の中でも歯は溶けます。
歯は酸性の食べ物や飲み物に触れただけで溶けるのです。
これは純粋に科学的に起きる現象です。これを『酸蝕歯』と呼んでいます。
直接、酸に触れたエナメル質は溶けて軟らかくなります。
そこへ咬む力が加わると、軟らかくなったエナメル質が失われてしまいます。
つまり科学的力に物理的力が加わることで、エナメル質の減り方が増大してしまうのです。
酸蝕歯は、知らないで繰り返している食習慣、生活習慣が原因となっている場合が多いのです。
自分でできる酸蝕歯の予防はあるのか?
酸性の飲食物を口にしたら、そのあと水やお茶を飲む。
酸っぱいものを食べたら、直後には歯みがきを控える。
ゴシゴシと歯みがきをすると酸に触れたエナメル質が過剰に、削られてしまいます。
歯のホワイトニングは安易に自分でしようとせず、専門である歯医者に任せた方が良さそうだ。
まとめ
簡単に作れてしまう手軽さと、美容やダイエットに効果が期待できる塩レモン(レモンソルト)の食べ過ぎによる身体への影響は特に無いようだ。
ただしレモン単体の食べ合わせについては、エビと一緒に食べないようにしたい。
そして注意しなければいけないのが、塩レモン(レモンソルト)を食べた後すぐに、歯磨きをはしないということ。
塩レモン(レモンソルト)を食べた後は、水などを飲んで極力口の中に酸が残らないように心掛けることで、大事な歯を守ることができる。