京都市北区、今宮神社東門参道に向かい合わせに建つ2店舗のうちの一つ、あぶり餅 元祖 一文字屋和輔(いちもんじや わすけ)。
1000年以上も前から病気・厄よけとして参拝者に振る舞われている、あぶり餅が人気のお店。
注文すれば無料駐車券がもらえるので、車でも気軽に立ち寄ることができる。
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向かいに建つ「かざりや」については、こちらを参考にしてほしい。
一文字屋和輔 あぶり餅
- あぶり餅 一人前(13本) 500円(税込)
今宮神社を訪れたなら必ず食べるであろう、名物のあぶり餅。
食べることで、病気や厄よけになるという。
あぶり餅とは、きな粉をまぶした親指大の餅を竹串に刺し、炭火であぶったあと白味噌のタレをぬった餅菓子または、串にさしてあぶったおかきや煎餅のこと。
あぶり餅で使われる竹串は、今宮神社に奉納された斎串(いぐし)で、今宮神社で毎年4月の第2日曜に行われるやすらい祭の鬼の持つ花傘の下に入ると御利益があるのをたとえとし、食べることで病気・厄除けの御利益があるとされ、親しまれている。
お互いが向き合うように参道に建てられた「一和」「かざりや」、両方のあぶり餅を食べ比べる方も多いだろう。
「一和」の歴史は「かざりや」より古く、およそ1000年前から今宮神社参道であぶり餅を参拝者に振る舞っている。
食べ比べのため、1人前だけの注文だったにも関わらず、何も言わず人数分のお茶を用意してくれるあたり、おもてなしの心を感じる。
1人前は、現在13本。
あぶり餅にかかっている白味噌のタレは、思ったより濃くて甘め。
あぶり過ぎて焦げた餅もいくつか混ざっているが、このコゲが香ばしくておいしい。
軒先の腰掛で、お茶を頂きながらあぶり餅を食べていると、日本人でよかったとしみじみ思ってしまう。
ちなみに、以前訪れた際の1人前の本数は、たしか15本だったような気がしたのでお店の方に尋ねたところ、増税に伴い15本から13本へ2本減らしたとのこと。
お店が忙しそうで詳しく聞くことはできなかったが、たしかあぶり餅の本数にも意味があり、必ず奇数にすると聞いたことがある。
一文字屋和輔 メニュー
メニューはあぶり餅のみ。
※価格はすべて税込表示。
- お召し上がり 一人前(13本) 500円
- お土産 三人前 1,500円~
お土産は三人前から注文可能。
たくさん買ったからといって、特に割引などはない。
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あぶり餅 元祖 一文字屋和輔
あぶり餅 元祖 一文字屋和輔
あぶりもち がんそ いちもんじやわすけ
名前が長いので「一和」と呼ばれている。
1000年(長保2年)創業という、とんでもない歴史があるあぶり餅一筋のお店。
平安時代頃からある日本最古の和菓子屋とされ、今宮神社参道で応仁の乱や飢饉のときに庶民に振る舞ったといういわれがある。
店舗詳細
昔ながらの土間が広がる店内や店先には、腰掛やイスがたくさん設置されている。
冬でも店内は開けた状態なので、暖を取りたい場合は、奥にある小上がり座敷席がいいかもしれない。
住所
- 京都府京都市北区紫野今宮町69 今宮神社東門北側
きょうとふ きょうとし きたく むらさきのいまみやちょう 69
※左上の「拡大地図を表示」をタップするとアプリが立ち上がり、現在位置と合わせて店舗場所を確認することができる。
京都の旅を楽しむためのグルメ・観光などの情報を、1つの地図上で手軽に確認できるようにした「索楽 saku-raku 京都マップ」
TEL
- 075-492-6852
営業時間
- 10:00~17:00
お互いに示し合わせてるようで、向かいの「かざりや」も同じ営業時間。
定休日
- 水曜日 ※毎月1日・15日が祝日の場合は営業して翌日休み
お互いに示し合わせてるようで、向かいの「かざりや」も同じ定休日。
駐車場
- 提携駐車場あり 店舗向かい 44台
注文する際に車で来ていることを伝えると、店舗向かいにあるDパーキングの60分無料券がもらえる。
特に〇〇円以上という制限はないので、1人前でも注文すればもらうことができる。
向かいにある「かざりや」も、このDパーキングが提携駐車場にしている。
Dパーキング今宮神社
一文字屋和輔からすぐの平駐車場。
- 24時間営業
- 【全日】
9:00~18:00 最初の60分/100円、以降30分/100円
18:00~9:00 60分/100円
※特別日(12/31~1/5)は終日 60分/500円 - 普通車 44台
詳しくは「NAVI TIME」で確認してほしい。
一文字屋和輔 情報サイト
- 一文字屋和輔 HP (無し)
- 一文字屋和輔 face book
- 食べログ
- ぐるなび (無し)
- トリップアドバイザー
- ホットペッパーグルメ
悲しい結末
旅で京都を訪れた初日。
市街地から少し離れた場所にある、今宮神社参道の「一和」と「かざりや」から食べていこうと思い来てみたところ、まさかの休み。
さすがに週一の定休日には当たらないだろうと、下調べをしなかった安易な気持ちが間違いだった。
ただこれをポジティブに考るなら、お店がやっていない方が重要文化財になっている一文字屋和助の店舗建物の風情を、より感じることができたのでよかったのかもしれない。
そのほか、向かいに建つ「かざりや」については、こちらを参考にしてほしい。