この冬に鍋を囲むならカセットコンロ?それとも卓上IH?

お得・節約

Stewed Beef [Shanghai]
Stewed Beef [Shanghai] / photo by d’n’c

大勢で鍋を囲む頻度が増える季節になってきた。

昔から卓上で活躍していたカセットコンロだったが、最近では卓上IHを使っているところも増えてきたのか、よく目にするようになった。

そろそろ引退の迫った現役のカセットコンロの後釜として、卓上IHを買った場合の使い勝手やカセットコンロと比較したランニングコストなどをシュミレーションをしてみた。

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先攻 カセットコンロ

いただいたカセットコンロと鉄鍋でお好み焼きを食べてます
いただいたカセットコンロと鉄鍋でお好み焼きを食べてます / photo by y_ogagaga

昔から鍋を始め、焼肉、たこ焼きでお世話になったカセットコンロ。

そんなカセットコンロのメリット・デメリットを考えてみた。

メリット 

  • 火力が強い!?
    IHで使用する電気に換算すると、約2500W~4000Wと言われている。
    ただし、その熱量が100%鍋に伝わる訳では無く、だいたい50~60%しか鍋に伝わらないのが現状で、結果的に1250W~2400Wになるという。
  • 今ある土鍋が使える。

デメリット

  • 燃料であるカセットボンベの買い置きが必要。
  • 収納時にちょっとかさばる。
    最近は薄型も出てきたが、ボンベを装着する部分はどうしても出っ張ってしまう。
    これはどうしようもない。
  • 掃除が少し面倒。
  • ガスが燃焼するので、換気をしなければいけない。

 

後攻 卓上IH

New Toy
New Toy / photo by Tony Alter

知り合いの家で使われているのを見てから、欲しくなった卓上IH。

メリット

  • 燃料というか動力が電気なので、買い置き・充填の必要が無い。
  • フラットなので、掃除がすごく楽。
  • 本体が薄いので、収納スペースもコンパクト。
  • 換気の必要無し(鍋のニオイを気にしなければ)。

デメリット

  • 火力が弱い!?
    IH本体の価格帯にもよるが、主流は1000W~1400W。
  • カセットコンロと同じく100%の熱量が鍋に伝わる訳ではないが、80(JIS規格)~90(カタログ)%ぐらいは実力を発揮してくれるので、800W~1260Wほど。

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ランニングコスト

money and savings
money and savings / photo by 401(K) 2012

冬の鍋に使うのがメインだが、それ以外にも頻繁に長く使うものなので、ガス代(ガスボンベ代)や電気代が気は気になるところ。

カセットコンロとIH、それぞれを1回使った場合の料金を考えてみた。

電気料金については、地域によって多少誤差が出てくることもある。

カセットコンロのカセットボンベ代

カセットコンロに使うカセットボンベの有名処といえば、オレンジに”GAS”のパッケージでお馴染みのIwatani(イワタニ)だ。

店舗にもよるが、3本セットで350円ぐらいが相場。

よく行くホームセンターでは、Iwatani(イワタニ)の隣に知らないメーカーが一緒に陳列されており、値段も3本セットで220円ほどと、Iwatani(イワタニ)よりも150円も安く売られている。

有名ブランドで値段も高いので、何となくIwatani(イワタニ)の方が長持ちしそうな気もするが、実際はそうでもない。

使用する環境(屋外の寒いところ)によってガスの燃焼効率は変わってくるものの、家の中(室内)で使用する分には、メーカー品だろうが、無名品だろうが、同じ容量なら大差は無いと考えられている。

無名メーカー 1本 73円のカセットボンベの火力は、使用条件にもよるが、MAX2.9kW(50~60%)。

電気に換算すると約1450kW、カセットボンベ1本の燃焼時間は約1時間ほど。

卓上IHの電気代

カセットボンベと同じ1450kwで考えると、電気料金は約25円/kW。

1450kW ÷ 0.025(25円/kW) = 36.25円。

カセットボンベ 1本 73円に対して、卓上IHの電気代は約36円と半値ほど。

本体価格は、卓上IHの方がカセットコンロと比べると若干高いものの、ランニングコストを考えれば卓上IHの方が良さそうだ。

 

通常の鍋とIH用鍋の違い

Mauviel Sauce Pan
Mauviel Sauce Pan / photo by Didriks

IH全般で鍋を使うには、IH専用鍋である必要がある。

厳密に言えば、IHの温度センサーに反応する鍋が必要になる。

通常の鍋と卓上IH用鍋の違いは、鍋本体の加熱効率にある。

IH専用と謳われている鍋は、熱伝導の良い素材を鍋底に使っており、効率よく鍋全体を加熱することができる構造になっている。

普通の鍋なのかIH専用鍋か分からない場合は、水を入れた状態でIHで加熱してみて、エラーが出なければIHでも使用可能と判断できる。

ただし熱効率を考えると、やはりIH専用か、できればSGマーク(製品安全協会)の認定マークが付いている鍋が望ましいという。

コメント

  1. まさと より:

    とても参考になりました。
    ありがとう御座います。

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