EUGLENA / photo by fickleandfreckled
中学校の理科の授業でも登場したお馴染みのミドリムシ(学名:ユーグレナ)に注目が集まっています。
「なんで、ミドリムシ?」
と思ってしまいますが、彼らはかなりなポテンシャルを秘めています。
動物でもあり、植物であるミドリムシ(ユーグレナ)は、世界を救うかもしれません。
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すでに商品化されたミドリムシ
動物でもあり、植物であるミドリムシ(ユーグレナ)は、その両方の栄養を兼ね備えています。
人間に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸のほか、頭が良くなるDHAなども含まれています。
まさに万能な食料なのですが、そのまま食べろと言われても、ちょっと厳しいですね。
そこは、日本のメーカー。
有名メーカーさんたちが美味しく食べられるよう商品化し、すでに販売されています。
ミドリムシ(ユーグレナ)の栄養素 59種類
Frutas e Vegetais / photo by Olearys
ビタミン類 14種
ビタミンとは、人間の身体の調子を整えるの無くてはならない栄養素です。
α-カロテン、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸
ミネラル類 9種
ミネラルとは、人間の体内では作ることが出来ない栄養素です。
マンガン、胴、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、ナトリウム
アミノ酸類 18種(必須アミノ酸含む)
アミノ酸とは、タンパク質を構成している物質です。鎖のようにアミノ酸が繋がるとタンパク質になります。
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸とは、血液中の中性脂肪やコレステロール値を調節してくれます。
DHA、EPA、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサジエン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ジホモγ-リノレン酸
その他
クロロフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、GABA、スペルミジン、プトレッシン
ミドリムシ特有の成分
ミドリムシにしか含まれていない栄養素で、パラミロン(β-グルカン)というものがあります。
世界中の研究機関での研究報告で主な効果は、
- コレステロール低減作用
- 抗がん剤の副作用低減
- 感染症予防効果
- 呼吸器障害
- ストレス軽減効果
- 糖尿病改善作用
などがあります。
まとめ
2050年には世界の人口が90億人まで膨れ上がって、食料不足が叫ばれている昨今。
その解決策の一つになるかもしれないポテンシャルを秘めているミドリムシ(ユーグレナ)は、化石燃料の代替エネルギーとしても注目されています。
もしかしたら彼らは救世主になるかもしれませね。
ちなみに同じ「ムシ」でも、お隣韓国ではカブトムシやカナブンなどの「食用の昆虫」に力を入れています。
日本に昔からあるイナゴの佃煮や蜂の子は、なんとか食べれますが、いくらお腹が減っていても今の感覚では、カブトムシやカナブンを食べる自信はないです。