Austroargiolestes amabilis male / photo by John Tann
「ミミズのもやし炒め」「カブトムシの唐揚げ」「イモムシの煮物」
ある日の晩ごはん、こんなメニューがテーブルに用意されていたらどうしますか?
もしかしたら近い将来、普通に食卓にならんでいる日が来るかもしれません。
世界の人口が90億人にまで増えると予想されている2050年。
深刻な食料問題の解決策の一つとして、食用昆虫が注目されています。
そんな中、国策として韓国では昆虫7種類を食用に認定しました。
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韓国の食用認定昆虫7種類
各昆虫の味については、実際に食べた方の意見を集めてみました。
カブトムシ
カブトムシ / photo by yosshi
昆虫の味は餌に左右される場合が多い。
カブトムシはその典型といえる。
成虫はクヌギなどの樹液を好むため臭みはほとんどない。飛翔筋が発達しているので胸肉が美味。
ホイル焼きなどして楽しもう。
これに比べて幼虫は一見ぷりぷりしてうまそうに見えるが、腐葉土臭がひどくてそのままでは食べられたものではない。内臓をよく洗い、塩とおからを詰めて1週間ほど臭みをぬき、もう一度よく洗って今度は塩と唐辛子など詰めて本漬けする。
こうして1ヶ月漬け込む。これでなんとか食べられるようになる。
バッタ
PhoTones Works #5345 / photo by Takuma Kimura
調理法不明
バッタを食べたことがあるという人に会った。
どんな味か尋ねると、「エビですよあれは」と即答された。
しかも「熱を加えると赤くなる」というのだ。
コオロギ
エンマコオロギ / photo by Sotaro OMURA
コオロギ串(素揚げ)を食べた感想
実際にコオロギを食べてみると、そんなに味というほどの味はなかった。
しかしふだん虫を食べなれていないので、本当にジェットコースターの一番前に乗ったような感情に襲われた。
コオロギ串は、大阪にある「串かつじゃんじゃん」の「じゃんじゃん横丁店」で食べることができるそうです。
9月ぐらいの時期しか食用コオロギが手に入らないそうなので、試してみたい方は一度電話で確認してください。
シロテンハナムグリ
ほぼカナブンと同じような昆虫です。
カナブン? / photo by nubobo
カナブンの素揚げを食べた感想
羽がチョット食べにくいけど、お腹の部分は逆にスカスカ、サクサクって感じ。
バッタよりちょっと甘め?かな。
イナゴ
Oxya_japonica_DSCN9970 / photo by Y.K.Tarabagani
イナゴの佃煮を食べた感想
味は一寸苦い感じで(腹の部分あたり)、佃煮にするとイナゴの味はそんなに感じられません、他の方が書いてあるとおり、小エビやアミの佃煮の方が癖が強いです。
歯ごたえと云うか噛んだ時の感触がたまらなく好きです。
蚕(かいこ)
Silkworms (蚕与桑叶) / photo by Tom Thai
茹でた蚕を食べた感想
プッチっとしたあと、濃厚な豆乳が口の中に広がったようでした。
チャイロコメノゴミムシダマシ
ざっくり言えば、ミールワームです。
Full size Meal Worms / photo by Rhea C
炒りミールワーム
ジャイアントミルワームのベースの味は「ナッツ油で揚げたエビの殻」です。
要するにえびせん。見た目が気にならない人にとっては、ただのおやつです。
意外と流行ってる!?
日本では長野県で、昔から「イナゴの佃煮」や「蜂の子」が食べられていて、一度挑戦した経験があります。
ちゃんと味付けがしてあったので、普通に食べれました。
しかし、見た目は「ムシ」なので箸は進みませんでした。
日本国内の「インセクタリアン(昆虫食者)」の方は意外に多いようで、韓国が食用昆虫に認定したした7種類以外にも、
- カミキリムシ
- カマキリ
- セミ
- トンボ
- スズメバチ
- タガメ
- タケムシ(タケツトガという蛾の幼虫)
などの美味しい食べ方を日々追及しているそうです。
昆虫の料理本や専門誌も出版されているので、興味のある方はぜひ。
...そういえば、ディズニーのライオンキングという映画の中で、主人公の子ライオン「シンバ」が、「ティモン」と「プンバァ」に勧められた昆虫をおいしそうに食べているシーンがありましたね。