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photo by drinkable bookデザイナー ブライアン・ガート氏

いきなり「飲める本」って言われても、「どういうこと?」って思ってしましますね。

『ドリンカブル・ブック』は、「Water is Life」という世界の水問題解決に取り組んでいる団体のプロジェクトによって生まれた、水を浄化するフィルターが本になったものです。

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水を浄化できる本

『ドリンカブル・ブック』は、ページ1枚1枚が殺菌作用の強い銀ナノ粒子コーティングされた特殊なフィルターになっており、1ページで約100ℓの水を浄化することが可能です。

これは、成人男性が1日に必要とする水の摂取量のおよそ30日分に相当し、たった1冊でおよそ4年分相当の水を浄化することができます。

もちろん本なので、ちゃんと内容も書いてあり読むこともできます。

本に書いてある内容は、世界の水問題や、『ドリンカブル・ブック』についての説明が書かれています。

【The Drinkable Book – Water is Life】

※英語の動画ですが、映像だけでも何となく伝わります

 

日本での必要摂取量の考え方では?

「Water is Life」では、約100ℓで成人男子のおよそ30日分と説明しています。

1日分に換算すると約3.3ℓ。

日本では一般的に、普通に生活した場合(運動などをした場合は除く)の成人男子が1日に必要な水の摂取量は、約2.3ℓと言われています。

食べ物などから約0.8ℓを摂取していると言われているので、残り約1.5ℓが飲料水として必要な量となります。

1日に1.5リットルとすると…

『ドリンカブル・ブック』1ページ/100ℓの水を浄化できるので、およそ66.66日分となります。

1冊で約4800ℓなので、およそ3,200日分、8年9ヶ月分相当の量となります。

1日に2.3リットルとすると…

食べ物からの水分摂取が無いものとして、1日の必要摂取量である2.3リットルで計算すると、

1ページ/100ℓおよそ43日分。1冊でおよそ2,087日分、5年9ヶ月分相当の量となります。

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「本」としての取扱い言語

発売当初は英語とスワヒリ語を取り扱うそうです。

その後、「Water is Life」が活動している地域の33の言語も追加される予定です。

まだ分かりませんが、ハイチ・ガーナ・ケニアといった水問題を抱えている地域で活動している団体なので、日本語翻訳版はまだまだ先かもしれません。

 

日本でも販売される?

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photo by drinkable bookデザイナー ブライアン・ガート氏

現在、2015年の実用化・商品化を目指している段階で、発売される地域や販売価格は残念ながらまだ発表されていません。

ですが、ドリンカブル・ブックの購入代金は募金としての意味合いを持ってくると思うので、日本語翻訳はまだまだされないと思いますが、個人的には日本国内でも販売される可能性は高いと思います。

そのうち、普通にamazonで買えそうな気がしてます。