DJ Alley in da house
photo by DJ Alley in da house / Louise Docker

DJポリスの軽快な話術?も面白いですが、こちらのDJ乗務員も負けていません。

そしてこのDJ乗務員が働いている企業も面白いです。

一見するとかなり風変りな企業なんですが、実はすごい実績なんです。

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DJ乗務員

サウスウエスト航空の客室乗務員の機内アナウンス。

【世界一かっこいい機内アナウンス!!!(ラップで機内アナウンス)】

2013年3月31日にアップされた動画で、再生回数が36万回を超えてます。

これだけの再生回数ですから既にご覧の方も多いかと思いますが、このDJ乗務員がラップでアナウンス出来てしまうアメリカの航空会社、サウスウエスト航空の企業ポリシーがかなり変わってます。

 

サウスウエスト航空の企業ポリシー

Southwest Airlines Boeing 737-7H4 N404WN
photo by Southwest Airlines Boeing 737-7H4 N404WN / Gordon Werner

一般的には、

顧客満足度(CS=Customer Satisfaction)

が重要視される中、サウスウエスト航空は、

従業員満足度(ES=Employee Satisfaction)

を第一に掲げています。

これは、

従業員が満足して働いてくれることによって、自ずとお客様(顧客)が満足できるサービス(接客)を提供することが出来る

という経営哲学を基にしています。

そんな一見変わった会社の社風の一つに、こんなものがあります。

社員に求めるもの

サウスウエスト航空では、社員に「ユーモアのセンス」を求めるというのがあります。

どんなに腕のいい整備士やパイロットでも、ユーモアのセンスがない社員はサウスウエスト航空には不適格

これは違う業種でも当てはまることですが、

航空会社というミスの許されない緊張した職場の中でこそユーモア(笑い)が必要だ

という創設者の一人である「ハーバード・ケレハー」という人物の持論から来ています。

ですので、飛行機を利用してくれたお客様(顧客)に楽しんでもらう事を会社が推奨しており、機内でパフォーマンスが行われることがあります。

このDJ乗務員によるラップアナウンスもその一つということです。

ただ、このパフォーマンスも、たまにお客様(顧客)からクレームが入る事もあります。

そして、その時の会社の対応にもびっくりします。

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ポリシーは曲げない

利用してくれたお客様(顧客)から、

「ちょっとふざけすぎじゃない?」

というクレームが入ったとしても、

「この社風を変えるつもりはありません」

と対応し、さらに社員を侮辱するようなお客様(顧客)には、

「それでしたら今後当社を利用して頂かなくて結構です」

と、社員を擁護しつつ、他社を平気で勧める姿勢を見せます。

これは必ずしもお客様(顧客)が100%正しいとは言えないという考えから来ており、ポリシーは曲げないのです。

 

変わった会社だけではなかった

STEVEN BERLIN JOHNSON- SUL FUTURO DEI MEDIA E NON SOLO. Milano 5 Ottobre 2009.
STEVEN BERLIN JOHNSON- SUL FUTURO DEI MEDIA E NON SOLO. Milano 5 Ottobre 2009. / photo by : Meet the media Guru

...これまでの話しだけを聞くと、とても変な航空会社に思えてしまいますが、実はアメリカの航空会社の中でトップの純利益率を出し、他社と比べても顧客満足度が非常に高く、クレームが極めて少ない優良企業でもあります。

そしてLCCの先駆けとして、そのビジネスモデルが注目されているすごい会社なんです。