Tarai udon / photo by : Yu Morita ※写真はイメージです。
徳島県阿波市の国道318号線沿いにある、阿波市の郷土料理「名物 たらいうどん」のお店『新見屋(にいみや)』
国道沿いの駐車場から下へと降りて行くと、渓流沿いに建つ店舗が現れます。
渓流と少し年季の入った建物は、どことなく昭和の古き良き雰囲気を漂わせるお店です。
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阿波の郷土料理「名物 たらいうどん」
釜揚げうどん kamaage-udon / photo by : Yuya Tamai ※写真はイメージです。
たらいうどん 540円
うどんの量は、1玉ちょっと。
注文してからうどんを湯がいてくれるので、20分ほど待ちが必要です。
一般のうどんに比べればコシは強く感じますが、讃岐うどんと思って食べると少し物足りないかもしれません。
ただ、じんぞく(川魚)の出汁はかなりおいしいです。
たらいうどんの成り立ち
たらいうどんは徳島県阿波市の郷土料理。
かつて林業が盛んだった宮川内谷川流域。
名物・たらいうどんは、山仕事をする人たちの仕事納めのふるまい料理がルーツと言われています。
大釜(がま)でゆでたうどんを大きなたらい(はんぼ)にゆで汁ごと移し、そのたらいを大勢の数人で囲み、たらいで湯だめにしたコシの強い手打ち麺は、吉野川の渓流で春にとれる川魚・ジンゾクのダシのつけ汁に付けて食べる。
いわゆる釜あげうどんの野趣に富む豪華版である。
※注意:たらいうどんは阿波市の郷土料理。徳島市ではない。
メニュー
- とり釜めし 590円
- えび釜めし 590円
- とりのからあげ 650円(新見屋おすすめ)
- えびフライ(2本) 650円
- あめご塩焼き 650円 ※「あめご」とは「アマゴ」の方言
- 鮎の塩焼き 650円
- 沢ガニのから揚げ 650円
- 川魚のから揚げ 540円 など
注文システム
券売所のようなところで注文すると、食券と番号がもらえます。
その食券と番号札の両方をテーブルに置いておくと、席まで持ってきてくれます。
お店情報
国道318号線沿いに入口(下へ降りる階段)は2ヶ所あり、どちらも店舗へたどり着けますが、上記写真の入口が正面入り口となります。
駐車場から店舗へと降りていく階段には屋根が設置されているので雨でも濡れる心配はありません。
住所
徳島県阿波市土成町宮川内字上畑100-1
とくしまけん あわし どなりちょう みやがわうち あざ かんばた
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四国すべてのグルメ・観光スポット一覧マップ『四国マップ』
TEL
088-695-2068
営業時間
11:00~19:30(売り切れ次第終了)
定休日
無休(不定休)
1月1日の元旦に訪れた際は営業していました。
駐車場
有り(専用駐車場) 入口2ヶ所合わせて15台 無料
阿波の方言
あめご
メニューにある「あめご」は、一般的に言われる「あまご」のこと。
そして「あまご」は、「サツキマス」のことを言います。
サツキマス(皐月鱒、Oncorhynchus masou ishikawae)は、サケ目サケ科に属する魚。
日本の固有種でサクラマスの亜種とされる。
降海型や降湖型はサツキマス、河川残留型(陸封型)はアマゴと呼ばれる。
西日本の呼ばれ方
- アマゴ:江戸時代、大坂・京都の言い方。関西一円で使用
- アメゴ:徳島、高知、愛媛東予
- エノハ:九州
東日本の呼ばれ方
- ヤマメ:東京、神奈川など
- ヤマベ:東北、北海道
- アメノウオ:長野
じんぞく
正面入り口(写真)にある「じんぞく狩り」の「じんぞく」は、一般的に言われる「ゴリ」のこと。
じんぞく=ゴリ・カワヨシノボリ・カジカ・チチブ(地域により呼び名が違う)
「じんぞく」は阿波弁のような物。
お腹に吸盤を持ち、川の流れに左右されず普段は岩にじっとくっついているため、魚が休むで鮴(ゴリ)と読みます。
じんぞくは下流には行かず必ず上流にのぼる習性を持っています。
このように漁をするため「ごり押し」と言う言葉が生まれたと言われます。
じんぞくたらいうどん 樽平
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