Sleeping / photo by Umberto Salvagnin
昔から「8時間睡眠が人間にとって一番いい」なんて言われてきましたが、まったく根拠のない話しだったようです。
では、何時間睡眠を取ればいいのかという話しになります。
専門家によると、こんな方法で自分に最適な睡眠時間を見つけることができるとのこと。
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最適な睡眠時間を見つける方法
sleep / photo by yoppy
前提として、以下の条件下で行うことが理想的。
- 3日から7日間、試してみる。理想は1週間。
- 休日、特に連休のときに試してみるのが理想的。
- 自分のタイミングで眠たくなったら(疲れたら)寝て、目覚まし時計などは使わずに、自然と起きる。
- コーヒーなどカフェインを多く含むもの、アルコール類は極力摂らないようにする。
- 就寝2時間前には、パソコン、スマホ、テレビなど電子機器を使わないようにする。
- 試している間の睡眠時間を記録する。
- 起きている間、自分の身体の具合や、集中力など、自分のモチベーションのデータも記録する。
- 睡眠時間と、自分のモチベーションの記録を照らし合わせて、自分に最適な睡眠時間を見つける。
参考:THE WALL STREET JOURNAL
1.「目覚まし時計などは使わずに、自然と起きる」というのは、たしかに休日でなければ試すことはできません。
あくまで「理想」となので、平日(仕事がある日)は目覚ましを使っても仕方ないと思います。
3.「就寝2時間前に電子機器を使わない」は、今やスマホ・パソコンの画面を見ない日は無いくらい日常に浸透していて、就寝前だからこそゆっくり見れるというのもありますが我慢ですね。
個人的に一番重要なのは、6.「睡眠時間と自分のモチベーション」との関連性だと思います。
実際、ここだけをしっかりと記録していくのが現実的な「方法」のような気がします。
現段階で解かっていること
現段階で睡眠について解かっていること。
「睡眠時間には年齢差と個人差がある」
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所部長 三島和夫氏
実際にデータを取った、年齢別の平均睡眠時間。
- 10代 8.71時間
- 20代 7.44時間
- 30代 6.85時間
- 40代 6.46時間
- 50代 6.34時間
- 60代 6.20時間
- 70代 5.90時間
ちなみに...
一般にこんなことが言われています。
「寝るには体力を使うから、年を取るにつれて段々と長くは寝れなくなる」
しかし、これにも根拠はないそうです。
結局、何時間寝ればいいの?
Sleeping Cat / photo by Umberto Salvagnin
世界中で睡眠が研究がされていて、死亡率や心疾患発症リスクについて、実際に統計をとっています。
その結果、「8時間以上は有害」であるとか、「6時間から8時間が最もリスクが低い」という意見があります。
そうした中で、現段階での結論。
「おおむね、7時間程度の睡眠時間が理想」
今はまだ研究段階でも、「トカゲのしっぽ再生能力を解明!?医療に応用できるか!?」のように、
「そんなことまで解明されたの!?」
と思うぐらいに技術の進歩がすごい早さで進んでいるので、今後の研究で睡眠のメカニズムが解明されていくことに期待したいですね。