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北海道利尻島にある、ラナルド・マクドナルド所縁の地として記念碑が建つ野塚展望台。

日本で最初のネイティブスピーカー(英会話教師)として、初めて日本に上陸したとされている場所。

「利尻山十六景」という利尻山(利尻富士)がキレイに見える場所の第十一景としてビューポイントにもなっている。

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そのほか、利尻島の観光情報を一覧にまとめているので、以下も参考にしてほしい。

 

英会話教師 ラナルド・マクドナルド (Ranald MacDonald)

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当時鎖国していた日本に入国するため、わざと漂流しているように見せかけて、1848年(嘉永7年)に利尻島の野塚に上陸を果たしたラナルド・マクドナルド (Ranald MacDonald)

ラナルド・マクドナルド (Ranald MacDonald)は、英領時代のカナダで生まれたメティ(西洋人と原住民の混血)の船員で冒険家。

鎖国時代の1848年に、アメリカの捕鯨船から小船で日本に密入国し、約10か月間滞在した。

長崎では日本人通詞たちの英語学習を助け、日本初のネイティブスピーカーによる公式の英語教師になった。

wikipedia

ルーツは日本

原住民(インディアン)の血を引くラナルド・マクドナルド (Ranald MacDonald)は、幼少のころより自分たち(インディアン)のルーツは日本人だと、周りに言い聞かせられていたという。

少年時代に日本人漂流者の音吉(おときち)との出会いをきっかけに、憧れだった日本に行くことを決意するが、当時の日本は鎖国していたため、普通には入国できなかった。

そんな当時、日本近海で外国船が捕鯨をしている光景は珍しくなかったことから捕鯨船の船員となり上陸のチャンスを待ち、日本に近づいたところで一人小舟で上陸を試みる。

普通に上陸すると密入国となってしまうので、わざと漂流しているように見せかけることで利尻島野塚に上陸することに成功する。

その後、密入国の疑いで宗谷・松前に送られ、最終的に送られた長崎で日本初となるネイティブスピーカー(英会話教師)となった。

 

野塚展望台と景色

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利尻島を一周している道道108号線を挟んで海側に展望台、内陸側に駐車場とモニュメントが設置されている野塚展望台。

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海側の展望台は、それほど高い位置にある訳ではなく、屋根付きのベンチがあるだけの簡素な造りではあるが、利尻島の丸い形のおかげで180度以上のパノラマが広がっている。

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中央に見える盛り上がったところが「ペシ岬」という利尻島のシンボル的な展望台。

その奥にうっすらと見えているのが隣の島の礼文島で、最も近いところでは直線距離で10kmを切る。

 

利尻山十六景 第十一景

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島内で利尻山(利尻富士)がキレイに見えるビューポイントを利尻山十六景とし、各ポイントには記念スタンプと詩が設置されている。

その16ヶ所あるビューポイントの第十一景が野塚展望台だ。

「至福の山」

満ち足らいのこころ まろやかに 奏で

詩: 原子 修

解説

家族、肉親、隣人との絆をかため、至福の日々を共にはぐくんでいこうとするものの、ふくよかな調べにみたち利尻山。

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野塚展望台 観光情報

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野塚展望台
のづかてんぼうだい

ラナルド・マクドナルド (Ranald MacDonald)の利尻島上陸地として記念碑が建っているほか、利尻山十六景の第十一景ビューポイントにもなっている展望台。

利尻島を1周している道道108号線沿いにあるので、気軽に立ち寄ることができる。

住所

  • 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊野塚
    ほっかいどう りしりぐん りしりふじちょう おしどまり のづか

※左上の「拡大地図を表示」をタップするとアプリが立ち上がり、現在位置と合わせて店舗場所を確認することができる。

利尻島の旅を楽しむためのグルメ・観光・駐車場などの情報を、1つの地図上で手軽に確認できるようにした「索楽 saku-raku 利尻島マップ

TEL

  • 利尻富士町観光協会 0163-82-2201

営業時間

  • 24時間 開放

展望台・駐車場ともに、基本的に閉鎖されていることはない。

定休日

  • 無し

トイレ

  • あり

基本的に24時間開放されている。

駐車場

  • 無料駐車場あり 敷地内 30台ほど

稚内からのフェリーの玄関口である鴛泊にも近く、トイレも設置されているので車中泊することも可能。

野塚展望台 情報サイト

 

利尻島 簡易マップ

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道に設置された看板の観光マップ。

簡易的ではあるが、利尻島の主要観光スポットが記載されていて観光客としては助かる工夫だ。

この看板に記載された観光スポットの詳細や、そのほか利尻島の情報を一覧にまとめているので参考にしてほしい。

そのほか、お隣の礼文島については、以下を参考にしてほしい。

少しでも利尻島観光、礼文島観光の参考になればと思う。